国内外のトップ選手が集う「スーパー陸上2010川崎」(19日・川崎市等々力陸上競技場)に出場する選手が18日、同市内のホテルで会見した。男子100メートルに出場する塚原直貴(25)=富士通=は自らの活躍で、女子に明け渡した“大トリ”の奪取を誓った。
花形種目の第一人者として、指定席は何としても奪い返したかった。「来年はぜひ男子が結びをできるように張り切ってやりたい」。男子100メートルは国際大会では最終種目に設定されることが多いが、今回は福島千里(22)=北海道ハイテクAC=が走る女子100メートルにその座を譲る形に。降格ともいえる措置に、がぜん火がついた。
大会には白人選手で初めて100メートルで10秒を切ったルメートル(フランス)も出場する。「(9秒台は)目指している場所だし通過点」と言い切る塚原。ルメートルを破り男子短距離のプライドを見せつける。 (川村庸介)
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