浅尾ガックリ、格下に完敗…アサクサ解散も

中村（右）・岩名（中）組に敗れ、ガックリと引き揚げる浅尾

ビーチバレー国内ツアー第４戦グランドスラム高浜大会第２日は１９日、福井県若狭和田海水浴場で行われ、浅尾美和（２４）草野歩（２５＝ともにエスワン）組は敗者復活２回戦で中村裕子（３１）岩名智恵（２８）組に０―２で完敗し９位に終わった。浅尾にとっては国内ツアー自己最低成績。今季限りでペア解散の可能性も出てきた。菅山かおる（３１＝ＷＩＮＤＳ）駒田順子（３１＝ポイント）組は５位だった。

浅尾組は格下のペアにストレート負けを喫した。浅尾が「詰めが甘かった。もっとレベルを上げないとダメ」と言えば、「格下だし、勝てる自信があった。負けてビックリした」と草野はぼう然。ロンドン五輪を目指して昨季限りで西堀健とのペアを解消した浅尾だが、国内ツアー自身最低の９位まで転落した。敗戦後は所属事務所の曽根社長らをまじえて緊急ミーティング。同社長は否定するが、このまま低迷が続けば解散問題に発展するのは必至だ。

＜かおる姫も悔しい５位＞連敗して５位止まりだった菅山は「あともう少しの壁があった。精神的に強くならないといけない」と唇をかんだ。今季の国内ツアーは残り４試合。「もっと相手のことを思ってボールを出したり、コートの中でコミュニケーションを取っていきたい」と“思いやり”の精神を強調し、「残り試合、優勝目指して頑張ります」と進撃を誓った。