2009年03月01日
真っ暗闇で私は自分の影を探す。
暗闇。
まったくの暗闇。
完全な暗闇と沈黙。
それに支配された空間。
気が付けばこの空間へ落ちていた。
私は何も聴くことも出来できなければ視ることも出来ない。何触れることもない。呼吸すらしていない。
暖かくも無ければ寒くも無い。
丁度子宮の中で羊水に使っているような・・・否、これは似て非なるものだ。どこか機械的で・・・私はまるで水栽培の野採になった気分だ。
五感というものが無いのだ。
私を囲うこの空間はデジタルだ。
電子。デジタルな電子情報だ。
肌から伝わってくる感覚ではなく脳ミソの感覚中枢へ直接インプットされた電子情報だ。
リアルではない。
リアルではないのだ。
リアルではないはずなのだ。
じゃあ、私の身体は一体、今何処で何を?
恐ろしくなって私は自分の身体を抱いた。
私の手はあるはずの私の身体を擦り抜けて・・・そして闇に溶けた。
まったくの暗闇。
完全な暗闇と沈黙。
それに支配された空間。
気が付けばこの空間へ落ちていた。
私は何も聴くことも出来できなければ視ることも出来ない。何触れることもない。呼吸すらしていない。
暖かくも無ければ寒くも無い。
丁度子宮の中で羊水に使っているような・・・否、これは似て非なるものだ。どこか機械的で・・・私はまるで水栽培の野採になった気分だ。
五感というものが無いのだ。
私を囲うこの空間はデジタルだ。
電子。デジタルな電子情報だ。
肌から伝わってくる感覚ではなく脳ミソの感覚中枢へ直接インプットされた電子情報だ。
リアルではない。
リアルではないのだ。
リアルではないはずなのだ。
じゃあ、私の身体は一体、今何処で何を?
恐ろしくなって私は自分の身体を抱いた。
私の手はあるはずの私の身体を擦り抜けて・・・そして闇に溶けた。