|
-------- -- --:--
スポンサー広告
| |
memory2007-05-17 Thu 00:48
空いた列車に
一人座って 窓の外を眺めている だんだん暗くなっていく 今日のこと 昨日のこと ずっと前に感じる日のこと たくさんたくさん 思い出し 思い返し 思い沈み 思い悩み 見たこと 聞いたこと 話したこと 触れたこと 闇の中 速いスピードの灯り ぼんやりと 目を向けて 刻まれる時 どこまでも静かな車内 不意に割り込んできたのは 打ち上げ花火 突然現れた 遠くに咲く 小さな華 息をのんだ その瞬間には 見えなくなっていた よくよく目を凝らして探しても 音も聞こえない わずかな間の彩りは 旅の最後に出会った 鮮烈な残像 もう会えないだろうから いつまでも消えないよう 頭の奥で再生し続ける |
|
| HOME |
|