がさりと落ち葉すくうように

前触れなく浮かんでくるもやもやしたモノを、詩(もどき)という形で表現しています。貴方の心に何かを残せたら幸いです。初めての方は「read me first」をお読みください

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踏み出す前に

私たちはぎこちなく出会った

手探りの中
失敗も多かったけれど
決して悪くはなかった

別れのカウントダウンは
すでに始まっている

昔に戻りたいわけじゃない(それは不可能だから)
今から逃げたいわけでもない(それなりに楽しいから)

またいつか会えることも
思うほどには会えない現実も

ちゃんと分かっている

別にこのまま
流れに任せてもいい

だけど
できれば

会いたい

共通の場所を失う前に
会いたい

思い出を増やして
ノスタルジーに浸って
それは無意味なことかもしれないけれど

同じ空気を
同じ時間を

もう少しだけ
過ごしてみたい
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臆病者

彼はまだ
彼女を愛するところまでは来ていないのかもしれない
あるいはただ
上手く表現する言葉を知らないのかもしれない

お互いが
あと一歩を踏み出せていない

彼を手放したくない
彼女から離れたくない
子どもっぽい独占欲

二人とも
気づいているのに

どこかでいつも期待している
どこかでいつも期待していない

目の前にある答えが
真実のものだと

テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

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曖昧な境界

私は貴方を愛している
僕は貴女を愛している


言葉にしたことはないけれど
そんなの当たり前にきまっている


だから私たちはあんなにも深く抱き合えるのでしょう?
二人で過ごす時間を重ね続けているのでしょう?


ほかの誰にだって渡したくはない
ほかの誰より大切に想う
誰かに殺されるなら貴方に終わらせて欲しいし
貴方を殺すのはこの私であって欲しい


ほら、こんな狂ったことさえ考えられる

テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

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焦燥感を消す方法

包む空気は暖かく
自画自賛したい装いで
私は貴方に逢いに行く

その道すがら
急に不安になった

いつまで貴方に会えるだろう
いつまで一緒にいられるだろう

いつまで

わからない
わかるはずはない

怖い
怖くてたまらない

貴方の隣に私がいなくて
私の隣に貴方がいない

そんな日が来ることが怖い

どちらが先に離れても
私は嫌でたまらない

考えてもしょうがないことは
十分理解している

だけどたまに
しつこく纏わりつく


一つだけ頼みたい

うつむき加減で
考え込むような表情で
足早に私が駆け寄ったときは

特別な言葉はいらない
ただ毎回でなくともよいから
いつもより甘やかしてほしい

そうしてくれたら
とても嬉しい

それだけで
とても嬉しい

テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

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突然の風が
花びらを舞い上げた

積み重なっていたものが
崩れて無くなっていく

奇妙な高揚感
心はざわつく

テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

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行く末

結局のところ
未来なんて分からない

思いもしない形で
訪れるのは不思議じゃない

確かな事一つだけ

訪れたということだけで
その未来には価値がある

必ず来ると思ったら大間違い
未来はホント気まぐれだから

テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

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不思議

貴方への想いを
一枚一枚敷き詰めた

色とりどりの
愛になってた

テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

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