ヴェルディ作曲 歌劇「ナブッコ」
我が愛する地球よ!
全4幕 原語イタリア語上演(日本語字幕付)
9/24(金)pm6:30
9/26(日)pm5:30
新宿文化センター大ホール
ナブッコ(名武鼓)/深見 東州(バリトン)
アビガイッレ/マリー・テ・ハプク(ソプラノ)
ザッカリア/コナル・コード(バス)
イズマエーレ/ジョン・ロングミュア(テノール)
フェネーナ/ジェイド・モファット(メゾソプラノ)
アンナ/エミリー・バーク(ソプラノ)
アブダッロ/アンドリュー・グローバー(テノール)
ベルの大祭司/デイビッド・コステッロ(バス)
「ナブッコ」は、ヴェルディの出世作となった作品で、第3幕2場で歌われる「ゆけ、わが想いよ、黄金の翼にのって」は、単独でも演奏される感動的な合唱だ。だが、紀元前数百年、エルサレムとバビロニアを舞台にした旧約聖書の物語なので日本人には馴染みにくいが、ダイナミックなスペクタル・オペラだ。
ヘブライの民が望郷の念を万感の思いで唱和する。…この望郷の想い、“心のまほろば”と云うべき“故郷”はいつの世でも誰にもあるはずだ。
今回の演出を担当する大島尚志氏は、「時代を21世紀に転じると、我々が“故郷”と呼ぶに相応しい、“まほろば”とは、いったい何処だろうか?…その問いに“地球”という答えで臨む」というのだ。副題に「我が愛する地球よ!」と謳った由縁だ。
「思い返せば、人間が絶え間なく繰り返してきた、勝利者願望や独占欲、利益追求などが、“権力闘争”、“宗教対立”、“人種差別”、“資源の搾取”などの悲劇的無意味さと悲惨さを引き起こしてきたことは明らかです」
「それに、私たちの故郷“地球”は、物理的にも生活を営む場所としても、“崩壊の危機”に曝されています。オペラが描く、古代バビロニアの王、ナブッコの“野望と挫折と再生”の物語は、そのまま私たちの故郷“地球”を守ろうとする21世紀に生きる私たち現代人の営みに、重ね合わせることが出来るのです」
ナブッコ以外のキャストは、メトロポリタン歌劇場を拠点に活動しているマリー・テ・ハプクをはじめ、オール海外キャスト。オーケストラはハンガリー・ソルノク市立交響楽団。この楽団の音楽監督を務めている井崎正浩氏が本公演の音楽顧問の一員、というご縁だ。
これまで、大江戸歌舞伎風「ファルスタッフ」など、抱腹絶倒の“異文化交流”を試みてきたNPO邦人世界芸術文化振興会(IFAC)が、満を持して、時代も規模も大きく飛躍…といっても、稽古オフリミットで進められているので、これまでの実績を踏まえて、オススメする次第だ。が、残席僅かとのこと、お急ぎください。
申込み:Tel 03-5941-2344 Fax 03-5941-2348
http://www.ifac.or.jp/activity/opera/post_10.php
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。
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