(cache) 性描写規制案の継続審議決定 6月都議会に先送り - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 性描写規制案の継続審議決定 6月都議会に先送り

     18歳未満と判断される登場人物の性描写を掲載した漫画やアニメを規制する東京都の青少年健全育成条例の改正案について、都議会総務委員会は19日、全会一致で継続審議を決めた。改正案の審議は6月定例議会に先送りされる。

     都議会で知事が提出した議案が継続審議になるのは珍しいという。

     委員会では各会派が意見を表明。民主党は「改正規定を慎重に議論し、都民の誤解をぬぐい去る必要がある」と審議の継続を要望した。

     石原慎太郎知事を支える自民、公明両党は改正案への賛成と早期成立を訴えたが「誤解に基づく反対意見もあり、改正を円滑に進めるために継続審議もやむを得ない」と同意した。

     改正案は、漫画などで服装や学年などから18歳未満と判断される登場人物を「非実在青少年」と定義。こうした子供への性行為を描写した作品は、青少年に販売しないよう業界に自主規制を求め、悪質な性描写の漫画などは青少年への販売・閲覧を禁止する不健全図書に指定すると規定した。

     改正案をめぐっては、漫画家や出版業界から「表現の自由を侵害する恐れがある」と反対の声が上がっていた。

      【共同通信】