最終更新:2010年9月19日(日) 10時2分
マンガ家体験描いた展覧会、中国で開催
日本のマンガ家が自らの終戦前後の体験を描いた展覧会が、18日から中国・北京市郊外の抗日戦争記念館で始まりました。
「私の8月15日展」は、日中戦争の発端となった北京市郊外の盧溝橋にある抗日戦争記念館で18日から始まりました。
会場には水木しげるさんやちばてつやさんなど、日本の有名なマンガ家たちが自らの終戦前後の体験を描いたおよそ120点の作品が展示されていて、去年の南京市の南京大虐殺記念館に続き開催されるものです。
今回は、海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件により反日感情が高まる中での開催となり、18日の開幕式は警察当局が警戒する中、行われました。
「とても憤りを感じます。我々の領土ですから」(参観者)
「きょうは特別な日なので来ました。戦争についていろいろ学びました」(参観者)
「色々なイベントが中止になったり、会見できないようなことがしばらく起こると思うんですね。そういう中で細々とでもいいからこの場所で中国の反日的な人もいるかもしれませんが、ここへ来て、日本にもこういう戦争体験があったと、そこから日本の戦後が始まったんだという理解ができてくればと」(主催者 作家 石川 好 さん)
この展覧会は、およそ3か月にわたり開催される予定です。(18日22:45)
この記事の関連ニュース
中国人船長、10日間の拘置延長(19日 20:58)
外相、反日デモの中国政府対応を評価(19日 17:50)
中国、釈放しない場合は「強い対抗措置」(19日 20:58)
尖閣・漁船衝突、中国各地で「反日デモ」(19日 09:40)
中国各地で反日デモ、「日本は出て行け」(18日)
巡視船衝突、NYで中国系住民が抗議デモ(18日)
中国企業、社員1万人の訪日旅行中止(17日)
中国「船長の拘束が日中間の障害に」(16日)
日中首脳会談見送りへ、衝突事件の影響(16日)
北京の日本人学校、運動会を延期(15日)
丹羽大使、ガス田交渉延期の撤回求める(15日)
尖閣問題、「中国に間接的メッセージを」(15日)
要人の来日延期、中国「責任は日本側」(14日)
中国、全人代副委員長の来日延期を通告(14日)
中国政府、船長釈放を改めて日本に要求(13日)
衝突問題、中国漁船の乗組員が帰国(13日)
中国政府、衝突漁船調査に反対する姿勢(13日)
日本人学校に金属球、衝突問題と関連か(13日)
巡視船衝突、実際に漁船動かし現場検証(12日)
巡視船衝突、中国国務委員が大使呼び出し(12日)