2010年7月27日 15時11分 更新:7月27日 15時22分
社民党の辻元清美前副国土交通相(50)は27日、「小政党では政策実現が遠のく」として同党に離党届を提出した。当面は無所属として活動し、次期衆院選大阪10区にも無所属で立候補する。今後は民主党との連携を探るとみられる。
辻元氏は27日午後、大阪市内で記者会見し、「政権とかかわりながら(党の政策を)実現する道をもっと辛抱強く探るべきだという有権者の批判があった」と述べ、米軍普天間飛行場移設問題を巡る社民党の連立政権離脱が離党の引き金になったことを示唆した。
辻元氏は96年の衆院選で初当選し、当選4回。党政審会長、国対委員長などを歴任した。昨年9月の鳩山政権発足に伴い副国交相に就任し、今年5月に社民党が連立離脱するまで務めた。