広島平和式典:国連事務総長が初参列

2010年7月26日 11時19分 更新:7月26日 11時50分

 広島市の秋葉忠利市長は26日、平和記念式典に国連の潘基文(バン・キムン)事務総長が参列すると正式に発表した。国連トップが初めて式典に参列することで、「核兵器なき世界」に向けて国際的なメッセージを発信する。原爆慰霊碑への献花やスピーチを予定し、式典後は講演会や高校生との交流会にも臨む。

 潘事務総長は5月、米ニューヨークであった講演で「核軍縮は私にとって最優先事項。8月に広島に行くつもりだ」と表明していた。

 同市によると、潘事務総長は5日夜に長崎から広島入りする。6日午前の式典に参列後、原爆資料館の視察や被爆体験証言を聴き、講演会と記者会見を予定。午後には、市内の高校に出向いて生徒と交流する。【矢追健介、寺岡俊】

top
文字サイズ変更
この記事を印刷

PR情報

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド