地上デジタル放送:石川・珠洲で一足先にアナログ停止

2010年7月24日 12時8分 更新:7月24日 13時54分

アナログ放送が停止され、ステージ場のアナログテレビが砂嵐状態になった、石川県珠洲市のイベント会場=2010年7月24日正午、長沢晴美撮影
アナログ放送が停止され、ステージ場のアナログテレビが砂嵐状態になった、石川県珠洲市のイベント会場=2010年7月24日正午、長沢晴美撮影

 来年7月の地上デジタル放送完全移行まで1年前の24日、石川県珠洲市(6600世帯)と能登町の一部(2200世帯)で、先行してアナログ放送が停止された。市内の会場での式典で同日正午、NHKと地元民放代表が停止スイッチを操作すると、ステージ上のアナログテレビ6台の画面が砂嵐状態になり、総務省北陸総合通信局・吉武洋一郎局長が「珠洲地域デジタル化完了宣言」を行った。

 珠洲中継局の電波をアンテナ受信する世帯では、デジタル対応テレビに買い替えるか、簡易チューナーを設置する対応がほぼ済んでおり、アナログ波停止による混乱はない模様。ケーブル加入世帯には、事業者側で未明に変換作業が済み、同日の放送開始からデジタルのみの放送に切り替わった。【長沢晴美】

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