2010年7月24日 12時6分 更新:7月24日 12時38分
地上テレビのアナログ放送停止・地上デジタル放送への完全移行まで、24日でちょうど1年となった。同日は東京など全国各地で地デジ完全移行を周知し、対応を呼びかけるPRイベントが開催された。また総務省が指定した「リハーサル地」である石川県珠洲市と能登町の一部では同日正午、アナログ放送を終了し、一足早く地デジに完全移行した。
地デジの受信には、テレビやチューナーなどの受信機に加え、UHFアンテナの設置なども必要になる。総務省によると、受信機の世帯普及率は3月現在83.8%(総務省調べ)で全国の水準としては同省の計画値を超えているが、一方でビル陰の世帯や共同住宅などで利用する共同アンテナでの対応が遅れている。高齢者や低所得者層の対応の遅れも目立つ。
東京で開かれたイベントには原口一博総務相やタレントの草なぎ剛さんらが参加。地デジへの早期対応や総務省地デジコールセンター(0570・07・0101)への相談を呼びかけた。【望月麻紀】