電気全量買い取り:10年後の家庭負担最大で月200円

2010年7月23日 20時45分 更新:7月23日 22時1分

 経済産業省は23日、再生可能エネルギーで発電した電気の「全量買い取り制度」について、導入から10年後の標準家庭(月300キロワット時使用)の負担が月150~200円になる案を正式決定した。12年度導入を予定しており、年内に意見を公募して詳細を詰める。

 買い取り価格は太陽光以外が1キロワット時15~20円で期間は15~20年。太陽光は現行の48円から始め、設備普及に伴って引き下げ、期間は10年とする。

 町工場などの中規模工場(月25万キロワット時使用)だと負担は12万5000~17万円、それ以上の大規模工場(月240万キロワット時)は120万~163万円となる。

 地域で発電量も違い、電力会社の上乗せ額も変わるため、地域間格差が出ないよう調整する。制度開始から3~5年後をめどに負担額などの見直しも行う。

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