2010年7月23日 19時43分 更新:7月23日 20時9分
二十四節気の一つで、一年中で最も暑い時期とされる「大暑」の23日、日本列島は引き続き強い太平洋高気圧に覆われ、気温が上がった。群馬県館林市、岐阜県多治見市、三重県桑名市の3地点で38.9度を観測するなど、同日夕までに全国140地点(34都府県)で35度以上の猛暑日となった。東京都心も35.5度を観測し、3日連続猛暑日だった。
気象庁によると、ほかに最高気温が高かったのは▽群馬県伊勢崎市(38.4度)▽埼玉県熊谷市(38.0度)▽前橋市(37.9度)▽東京都練馬区(37.8度)--などで、太平洋高気圧の中心に近い関東、東海地方の内陸部で特に高温となった。22日は全国144地点(36都府県)で猛暑日となっていた。
気象庁天気相談所によると、24日も厳しい暑さが続く見込み。25日になると上空に寒気が入り込む影響で、各地でにわか雨が降りやすくなる。このため、暑さはやや和らぐが、広い範囲で最高気温30度以上の状態は続くという。【飯田和樹】