民主党:11年度予算の概算要求 2兆円規模特別枠を提唱

2010年7月22日 12時3分 更新:7月22日 12時57分

 民主党は22日の拡大政調役員会で、11年度予算の概算要求基準に対する提言をまとめた。菅直人首相が唱える経済・社会保障の一体的な強化を実現するため、2兆円規模の特別枠を設けるよう求める。省庁別の予算の一律削減ではなく、官邸から各閣僚に概算要求の上限を指示することも求める。同日中に政府に申し入れる。

 特別枠は名称を「元気な日本特別枠」などとする方向で検討。政府の成長戦略を柱に、参院選公約に盛り込んだ施策などにも振り向ける。事業仕分けなどを通じた無駄の削減を徹底するよう求めた上で、公共事業費の「前年度並み」との表現は撤回した。社会保障費の自然増(1.3兆円)は容認する。

 公務員人件費と議員歳費の削減も求めるが、数値目標は盛り込まず、政府の判断に委ねる方向だ。【小山由宇】

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