裁判員裁判:検察側が控訴 放火無罪判断

2010年7月21日 21時39分

 現住建造物等放火や窃盗罪などに問われた無職、岡本一義被告(40)に対し、裁判員裁判で放火を無罪と判断した東京地裁判決(今月8日)について、東京地検は21日、控訴した。判決が「被告以外の第三者が放火した可能性を否定できない」とした点について、事実誤認を主張するとみられる。裁判員裁判の判決に対する検察側控訴は全国で2例目。

 岡本被告は09年9月8日、東京都葛飾区のアパートに侵入して現金1000円を盗み、室内に灯油をまいて火をつけ約1平方メートルを焼いたとして起訴された。検察側は懲役7年を求刑したが地裁は懲役1年6月を言い渡した。【伊藤直孝】

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