1票の格差:東京高裁に提訴 参院選は5.00倍

2010年7月21日 20時9分

 議員1人当たりの有権者数を比較した「1票の格差」が最大5.00倍となった参院選(11日投開票)は、法の下の平等を定めた憲法に違反するとして、東京都内の40代女性が21日、都選挙管理委員会に東京選挙区の選挙無効を求めて東京高裁に提訴した。

 5.00倍の格差は、議員1人当たりの当日有権者数が最多の神奈川県と、最少の鳥取県の間で生じた。原告側の代理人を務める升永英俊弁護士らのグループは今後、東京以外の7高裁・6高裁支部でも、同様の訴訟を起こすという。

 最高裁は09年、最大格差4.86倍の07年参院選を合憲としたが「選挙制度の仕組み自体の見直しが必要」と指摘している。【和田武士】

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