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柏崎刈羽原発:7号機、放射線値2100倍に 燃料棒の微小穴が拡大か /新潟

 東京電力は16日、営業運転中の柏崎刈羽原発7号機(135・6万キロワット)で、原子炉内の燃料棒から放射性物質が原子炉水に漏れ、漏えいを察知する「高感度オフガスモニター」の放射線値が通常の2100倍に上昇したと発表した。外部への放射能漏れはないとしている。東電は出力を下げ、問題があった個所の特定を進めている。

 7号機は10日に同モニターの数値が通常の27倍に上昇。その後は安定していたため、東電は監視を強化しながら運転を継続してきたが、16日午後9時半、数値が再び急上昇した。

 原因について、東電は10日に燃料棒の被覆管に微小な穴(ピンホール)が開き、その穴が拡大した可能性があるとしている。

 出力を72万キロワットに下げ、17日未明から核分裂を抑える制御棒を順次挿入することで、漏えいがあった燃料棒のある燃料集合体を特定する調査を始めた。調査は約1週間かかる見込み。

 7号機では起動試験(試運転)中の昨年7月にも、燃料棒から放射性物質が漏れるトラブルが発生、運転を停止して燃料を交換した。【岡田英】

毎日新聞 2010年9月18日 地方版

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