薬の包装シートの誤飲に注意
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薬の包装シートの誤飲に注意

9月19日 11時30分 twitterでつぶやく

錠剤の薬の包装シートをお年寄りなどが誤って飲み込み、のどや食道を傷つける事故があとを絶たないとして、国民生活センターが注意を呼びかけています。

錠剤の薬の包装に多く使われているプラスチックにアルミはくなどをはり合わせた包装シートは、小さいと誤って飲み込むおそれがあるため、業界団体の申し合わせで1錠ごとに切り離せないよう、ミシン目が制限されています。しかし、国民生活センターによりますと、この包装シートをはさみで1錠ごとに切り分けて保管し、薬を飲む際、誤って飲み込んでしまう事故が高齢者を中心にあとを絶たないということです。昨年度は全国の消費生活センターなどに10件の事故が寄せられ、包装シートが腸に刺さり、手術をして取り出したケースや、エックス線では見つからず、数時間かけて内視鏡で取り出したケースなどがあったということです。国民生活センターは包装シートを1錠ごとに切り分けないよう注意を呼びかけるとともに、業界団体に対して対策を検討するよう要望しました。国民生活センター危害情報室の内藤奈津樹さんは「急いでいたり、家族と話しながら、うっかり飲み込んでしまったりするケースが多いので注意してほしい」と話しています。