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アントロポソフィー医学診療 |


時代病としての癌 |

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さてここで、この分野の癌治療において先駆的著作の一部を紹介させて頂く。タイトルは、今でこそ非常にショッキングな、"時代病としての癌の克服"である。この本は、1984年、今回も通訳をお願いしている入間カイさんのお母様に当たる高橋弘子先生らが、ドイツより癌専門病院であるルーカスクリニックの創始者である医師、リタ・ルロア女史を日本に招聘し連続講演を行った講義録をもとに編集されたものである。今回、アントロポゾフィー分野にとても縁の深い水声社のご尽力で、覆刻され講演会、改めて販売されることになった本である。"時代病としての癌の克服"から、興味深い一文を紹介し、理解の助けになればと思うのである。 |

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ところで、今日のテーマである癌は、発熱を伴う肺炎のような自然治癒力を持っていません。高熱による炎症に対しては、組織は自らで治癒する力を持っています。高熱が出た場合、その熱によって逆に抵抗力が出てくるのです。これに対して、癌は人間の4つの存在形態がすべて弱まったところにできるのです。自我が弱まりますと体温が冷えてきます。
手が冷たいとき、足が冷たいとき、自我は弱まっているのです。当然、それによって思考力も落ちています。アストラル体が弱まっているのは、興味が薄れていることに示されます。エーテル体が弱まっているのは、記憶力の低下髪の毛の成長の衰え、ホルモンバランス、リンパ液の少量化によって示されます。これらすべてが弱まっていることによって、癌を自然治癒することができないのです。
そもそも現代の文明自体、冷えたものであり、たとえば手足を使いながらジェスチャーたっぷりに喋ることはあまり歓迎されません。反対に、手をポケットにつっこみ静かに構えているほうが現代的と見なされます。学問は感情の高揚を排斥します。人間は冷たく冷めていなければなりません。癌は現代病の鏡なのです。癌は私たち文明の終着駅です。
私たちは再び私たちを暖かくするもの、熱くするもの、高揚するものを取り戻さなくてはならないのです。アントロポゾフィー医学はまた芸術を大切にしますが、それは芸術により再び効用を取り戻すことができるからです。 |
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※『時代病としての癌の克服』 リタ・ルロア著 高橋弘子・入間カイ訳 水声社刊
※『医学は、霊学から何を得ることができるか?』 ルドルフ・シュタイナー著 中村正明訳 水声社 |


なぜ宿り木なのか? |

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この分野では、はじめに解説したように、人体を3分節構造と4つのレベルに基づいて理解する。癌もこの視点から理解される。この点、西洋医学が、肉体とその免疫機構という視点のみから理解し治療していくのとは、全く対称的である。とはいえ、先に述べたように"医学の拡張、身体観の拡張"という視点に立つので、決して肉体レベルの癌治療を否定するのでも軽んずるのではない。むしろ、宿り木療法により、西洋医学的癌治療の効果が高まり、副作用が軽減できるという多くの研究報告がなされている。
アントロ医学では、癌においては、エーテル体の拡張性で未分化な成長作用に対して、それを制限する形で本来介入すべきアストラル体による細胞死による本来の生命形態維持のプロセスが十分機能していないとみる。その背景には、さらに上位の自我のアストラル体を介した統率作用の弱体化があると理解している。これが、癌患者に典型的な低体温傾向として観察される。
こうした結果として、肉体レベルの細胞の異常増殖としての癌が発生すると考えるのである。したがって、治療の重要なポイントを自我の強化に置くわけである。同時に、体温の変動に細心の注意を払うのである。アントロ医学では、こうした理解を前提とした上で、本来の自我の統御的な作用を強める薬理作用を自然界、特に植物界にさがし求めるのである。こうして、宿り木という植物が、これにもっとも適した植物としてあげられたわけである。
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この分野において植物観察が、非常に大切な研修項目の一つとなるのには、こうした治療薬となる植物を発見し、臨床的に生かしていく目的もある。宿り木が、この分野の抗ガン剤として確固たる位置づけを持つのも、その独特の外観と生態に注目してのことである。宿り木は、半寄生的植物で、宿主の木から栄養を吸い取って生長する。ちょうどホメオパシーにおける"似たものは似たものを癒す"という原則から、これは癌の寄生適生態にとても類似している点に注目する。ただ、人体に対して、癌が無限の増殖傾向を持つのに対し、宿り木では独特の均衡を保ちつつ宿主と共存している点、大きな違いがある。このバランス作用にシュタイナーが着目し、1920年代に薬物としての開発がすすめられたわけである。
※シュタイナー医学入門 群青社 塚田孝三訳 第一三章、免疫、エイズ、癌を参考にさせて頂いた。本年初めてIPMTの講師を務めたMichael Evans 医師らによる我が国では唯一のこの分野の入門書。 |


宿り木療法は、具体的にどのような場面で使用されるか? |


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それではヤドリギ療法が、今日どの様な状況下で使用されているかについてお話します。現在最も一般的なのは、他の治療法と併用する方法です。つまり、外科手術、化学療法、放射線療法等と併用して用いられています。いわゆる代替療法としてではなく、全体的な治療の中に組み込まれています。そして、より良い術後の回復経過や、化学療法に良く耐え、化学療法の量自体が少なくて済む、といった結果が得られています。あるいは、放射線療法による副作用が軽減されたりします。実際、ヤドリギ療法によって、生存率も高まっています。これらは過去10年位の比較研究によって、明らかになったことです。ヤドリギ療法により、患者の全体的な体調は良くなります。腫瘍による衰弱が軽減され、体力がつき、睡眠状態も良好になります。また熱代謝、体温調整がうまくいきます。患者の多くは体重を増やし、転移が減少します。ヤドリギ療法は、いわゆる補薬、補助療法と見られているのです。 さらに進行癌の場合には、緩和医療として捉えられています。鎮痛剤を投与する回数が減り、痛みに耐える能力が増してきます。患者が、「痛みはあるが、ほとんど気にならない」と言うのを、よく耳にします。何かが調整され、秩序付けられていく感じがするのです。私は、ヤドリギ療法の効果に注目し、注意深く観察を始めて、死を間近にした患者が、「不安が取り除かれる」と言うのも、よく聞きました。ヤドリギは、患者の感覚領域や、心の状態にまで作用を及ぼし、内的な調和をもたらす働きがあります。また肉体的レベルにおいては、境界線を形成する作用があります。腫瘍に流れていく血液が、ヤドリギ療法によって減少します。長期にわたりヤドリギを使用したケースでは、多くの患者達が、外科手術で摘出できなかった癌を抱えながらも、帰宅して仕事に復帰しています。更に大胆な言い方をすれば、ヤドリギ療法は腫瘍を小さくし、緩解します。 |
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さて、こうした薬物療法もアントロ医学においては、治療の重要な部分ではあるが、芸術療法、バイオグラフィーワークなどほかにも多彩なホリスティックなアプローチとともにすすめられる。 |

≪イスカドールに関する最新の研究報告を2つ紹介させて頂きます。≫ |

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<研究1>
まず、ハイデルベルクにある国連のヨーロッパ平和と発展センターの予防医学研究所所長ロナルド・グロッサック・マチェックらによる研究を紹介します。この分野で行われた数多くの研究の中でも、その規模と内容の充実度において群を抜く研究の一つです。研究対象は、合計10226名の癌患者で、うち1668名はイスカドール治療群、8475名は、イスカドールも他の宿り木抽出液の投与も受けていない、いわゆる対照群です。この中には、結腸癌、直腸癌、胃ガン、乳ガン、気管支原発小細胞癌、非小細胞癌など多様な癌患者が含まれていました。対照群は、matched -pairという方法に基づいて、各症例に疾患と病期の同じ患者を割り当てるようにして選択されました。研究の主要目的の一つは、イスカドール治療の身体的治療効果だけではなく、イスカドールに心身医学的な自己コントロール力を増強する効果があるかを明らかにすることでした。ここで言う自己コントロール力とは、生き生きとした心身の状態を維持する力、ストレス状況に対する自己コントロール力を示します。癌の化学療法に関する研究において、抗ガン剤の心身医学的効果を明らかにした画期的な研究です。この研究では、質問紙法により心身医学的な自己コントロール力(以下、単に自己コントロール力と記す)を、6段階に分けて評価しました。数字が大きいほど、高い自己コントロール力を持つことを意味します。全般的な研究結果においては、イスカドール治療群では、研究対象となったすべてのタイプの癌において生存期間の延長が非常にはっきりとに認められました。イスカドール治療群(396名)の平均生存期間は、対照群(3.05年)に比較して約40%(4.23年)も長かったのです。そして、イスカドール治療群においても、対照群いずれにおいても、自己コントロール力がより高い群の方が、より長い生存期間を示していました(表1TABLE4)。さらに、イスカドール治療群の方が、初回質問時から、対照群に比較してより高い自己コントロール力をもっている傾向も明らかになりました。ただし、このままでは、イスカドール群の生存期間の延長は、もともとのセルフコントロールが良好であったためで、イスカドール単独の治療効果によるものではないのではないか?という疑問が生じます。これを明確にするために、改めて、初回の質問時に自己コントロール力が同程度である症例に限って、イスカドール群と対照群の生存期間が比較検討されました。その結果、両群間の差は顕著であり、実際に、イスカドール治療自体が生存期間を延長していることがはっきりと再確認されました(表2TABLE5)。また、同じイスカドール治療群のなかでも、より高い自己コントロール力を示すほど、より長い生存期間を示し、自己コントロール力の高低が、イスカドール治療群の生存期間にもつよい影響を与えていることが確認されました。生存期間に対する投与期間の割合が同程度である症例の、イスカドール群と対照群の比較を通して、イスカドールの治療期間が長いほど、より長い生存期間につながることが確認されました(表3TABLE6)。逆に、短期間しか持続投与しなかった群(0〜20%以下)では、生存期間の延長効果は見られませんでした。このことは、従来から指摘されているように、イスカドール治療の長期継続の必要性をあらためて裏付ける結果です。ただし、ここでもさらに、治療開始時点でのもともとの自己コントロール力の影響についての検討が行われました。治療開始時点で同レベルの自己コントロール力をもつ治療群と対照群について延命効果を検討しました。その結果、改めて、治療期間の長さと、延命効果のつよい関連が明らかになりました(表4TABLE7)。また、興味深いことに、はじめに二重盲検法に参加したがらない患者の方が、二重盲検法にすすんで参加した患者群の方より、より高いセルフコントロール値を呈し、より長い平均生存期間を示していました(表5TABLE8)。明らかに、進んで二重盲検法に参加したがる群では、イスカドールの治療効果にマイナスの影響が認められた。二重盲検法に参加したがらない群では、イスカドールによる生存期間の延長効果の恩恵にあずかっていた。この結果は、二重盲検法自体がイスカドールの治療効果分析に不適であると同時に、プラセーボ効果の影響を完全には除外できない方法であることを示しています。(注:二重盲検法とは、統計学的な方法のなかでもっとも重要な手順の一つとされています。この研究に参加する患者さんは、まず最初に、自分が治療薬を使う群にはいるか、そうでない群にはいるかは、全くわからない研究に参加することに一方的に同意しなくてはならなりません。本研究で明らかになったのは、より積極的な患者は、この時点で参加を拒否するであろうという事実です。従って、より自己コントロール力の低い受動的な患者が、この研究方法に参加しやすく、従って不自然な集団が選択されやすいことになるわけです。)本研究では、次のような心身医学的に重要な結果が確認されました。すなわち、イスカドール治療を開始して3ヶ月後、イスカドール群の自己コントロール力は、大きく上昇していました。一方、対照群においては、3ヶ月後の自己コントロール力は、ほぼ全例で低下する傾向でした(図1FIGURE11)。この結果から、イスカドール治療が患者の心身医学的自己コントロール力を大きく上昇させることを示しています。こうしたイスカドールの心身医学的活性効果は、他の抗ガン剤に見られない非常にユニークなものです。全症例の生存期間の検討の結果では、第1イスカドール群の生存期間は3.49年、対照群では 2.45年でした。第2イスカドール群の生存期間は4.79年、対照群では 2.41年でした。両者の生存曲線を、(図2FIGURE12)と(図3FIGURE13)に示します。 |

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<研究2>
乳ガンは、ドイツ人女性において最も罹患率が高く(25.9)、死亡率も最も高い(17.1)疾患です。 日本においても、死亡率・罹患率ともに上昇の一途をたどっており、今や乳癌は日本人女性の最もかかりやすい癌です。30代に入ると、子宮癌よりも乳癌の方が何倍も高くなります。背景には、ライフスタイルの欧米化、動物性タンパクのとりすぎが指摘されています。特にドイツにおいては、癌患者に最も頻繁に使用される代替医療が、宿り木抽出液の注射です。最近の研究によってこの宿り木抽出液の最も重要な成分(レクチン、ビスコトキシンその他)がよりより正確に検出され、それらの成分が薬理学的、毒物学的に研究され、その抽出液の活性成分も標準化されています。試験管内あるいは生体内の研究を通して、免疫修飾効果や細胞毒性効果も確認されています。文献1,2,3,4
文献. 1.Bussing,A.,Biological & Pharmacological properties of ViscumAlbum L.InaMistleetoe,The Genus Viscum,Bussing,A.(ed.),p123-183.Harwood Academic Publishers, Amsterdam(2000) 2.Fischer,S.,Scheffler,A.,Kabelitz.,D.,Stimulation of specific immune szstem bz Misletoe extracts. Anticancer Drug 8,Suuppl 1,S33(1997) 3.Hjto,T.,Hostansk,K.,Saller,R.,Mistletoe therapy from the pharmacological perspective. Forsch. Komplementamed .6,186(1999) 4.Stein,G.M.,Toxicologz of Mistletoe extracts and their components. In: the Genus Viscum, Bussing,A.(ed.),p.183-194. Harwood Academic Publishers, Amsterdam (2000)
しかし、腫瘍再発の予防効果や、延命効果などについては、限られた報告と相反する研究結果にとどまっています。また、一般的に医学界で推奨されている無作為コントロール研究には、すでに述べたように実用的、倫理的難点があります。比較的予後の良好な乳ガン患者に対して、長期にわたり(5〜10年)数多くの対象者を確保し続ける必要があるからです。そこで、一般臨床により近い環境において宿り木治療の有効性を明らかにすべく行われたのが、次に紹介する2004年に報告された最新の研究です。
今回、研究対象となったのは、協力する施設において、1988年から2000年までに術後乳癌治療の一環として治療を受けた全ての患者さんのカルテです。訓練されたモニターが、実際の記録の集積と整理に当たりました。本研究には、ドイツとスイスの16の研究施設が参加しました。そのうち9施設は、クリニックや病院で、他はいわゆる癌センターでした。それぞれの施設の治療内容は、以下のようです。4施設は、正統的な癌治療と独自の正統的癌治療に加えて代替医療としての宿り木抽出液の治療を併用していました。また、9施設は、正統的な癌治療に加えて代替医療としての宿り木抽出液の治療を併用していました。また、3施設は、正統的癌治療のみを使用していました。研究対象として基準に適合したのは、合計1442例でした。治療群として正統的癌治療に加えて宿り木抽出液療法を受けたのが710例、あとの732例は対照群として正統的癌治療のみを受けた群でした。研究の目的の一つは、宿り木療法が正統的癌治療の副作用を軽減する効果があるか明らかにすることでした。正統的癌治療の副作用の評価は、adverse drug reactions(ADRs)として副作用症状の合計数をもとに分析が行われました(以下単にADRsと略す)。合計112名の治療群(全癌患者の16%で、正統的癌治療を受けた患者の20%)では、正統的癌治療によるADRsは、合計152を記録しました。対照群の152名(全癌患者の54%で、正統的癌治療を受けた患者の57%)では、ADRsは、合計780を記録しました。結果として、初期治療におけるADR率(すなわち、全患者のうち副作用症状を自覚した患者の割合)は、統計学的にも非常に顕著に治療群の方が低い結果でした(表1FIGURE1)。この結果は、放射線療法、化学療法、あるいは両者の併用においても同様の結果でした。治療群の正統的癌治療による合計152のADRsのうち、放射線療法によるもの40(27%)、化学療法によるもの89(60%)、ホルモン療法によるもの8(5%)、その他の治療によるもの12(8%)でした。対照群の正統的癌治療による782のADRsのうち、放射線療法によるもの541(69%)、化学療法によるもの184(24%)、ホルモン療法によるもの15(2%)、その他の治療によるもの40(5%)でした。次に、術後ケアー期における疾患関連症状の減少効果についての研究結果を示します。術後ケアー期以降にどんな症状が疾患に関連して生じたのか?そして術後ケアー期の終了時点で、これらの症状がまだ残っていたかなくなったか?の2点が検討されました。結果として、以下のような症状が疾患関連症状と判定されました:吐き気、嘔吐、食欲低下、腹痛/季肋部痛、腫瘍手術部位の疼痛(乳房)、頭痛、だるさ/疲労、気力低下・抑うつ、集中力/記憶力の低下、睡眠傷害、めまい/動揺感、疲労いらいら、消耗や感染による息切れ、感染。(表1TABLE4)に、実際の症状別の発現率を示します。さらに、(図2FIGURE2)に、各症状の相対的な発現頻度を示します。全ての症状において、中間値の1より高値でした。この結果から、治療群の方が術後治療終了時の時点で、症状がかなり少ないことを示しています。術後期に症状のあった治療群の558名のうち、436名(78%)は、終了時には症状が全くありませんでした。一方、対照群では症状のあった569名のうち、219名(39%)のみが症状がなくなっていました、したがって、術後期における副作用症状の発現は、宿り木抽出液の代替療法によって顕著に減少したことになります。次に生存率に関する結果です。治療群710名のうち97名(13.7%)が死亡し、対照群732名のうち49名(6.7%)が死亡していました。治療群の高い死亡率は、主に基本的な条件のちがいと両者の受けた正統的癌治療のちがいによるもので、治療群の方がもともと重傷例が多かったことによります。こうした基礎的な条件の違いを修正すべく、統計学的な手法により、両者を平等に判定できるようにして分析しました。その結果としての全般生存率を、(図3FIGURE3)に示します。生存曲線は常に治療群において対照群に比して高く位置しており、宿り木抽出液治療群の方が予測される生存率の高いことが理解できます。腫瘍関連死亡率も、治療群の方が低く、顕著とはいえませんが、宿り木抽出液治療群は、良好な結果であるといえます(図4FIGURE4)。最後に、宿り木抽出液の安全性についての検討を示します。明らかに、あるいはおそらく宿り木抽出液に関連した副作用症状であろうと考えられた症状は、治療群の710例中6例(0.8%)に見られました。具体的には次のような症状が報告されました。倦怠感、過敏症、湿疹、疲労倦怠感、皮膚細菌感染、不快感、胃腸障害などです。重傷度は、"中等度"あるいは"軽度"。それらの症状は、いずれもほぼ1日で消失していました。重傷で、全身的な副作用症状は見られませんでした。注射部位の局所反応(紅斑、硬化、浮腫、かゆみ、痛み、時にかるい熱感をともなう)は、123人の患者さん(17.3%)に見られました。局所反応の71%は、中等度で、直ちに消失しました。7例では、治療法が変更されなくてはならなく、4例では宿り木抽出液治療は継続できませんでした。腫瘍の活性化のような兆候が見られたものは皆無でした。 |

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