第2回 バッチフラワーコンファレンス
8/9台風の中、バッチフラワーコンファレンスがありました。
基調講演は帯津三敬病院の帯津良一先生です。帯津先生は長年、ホリスティック医学に携わっていらっしゃった先生です。
テーマは「ホリスティック医学のこれからーホメオパシーとフラワーレメディー」です。
まず、スライドで、ベルリン フンボルト大学のルドルフ・フィルヒョウの肖像画がでてきました。
この方は細胞病理学のうみの親なのですが、彼の言った、
「人間はわけられないもの」
とゆう言葉がホリスティック医学の基本だそうです。
人間を研究し、臓器をわけにわけて、細胞まで、いきついた人がこうゆう言葉を残しているのが、面白かったです。帯津先生も人間の健康には身体性、精神性、霊性のバランスが不可欠と考えていらっしゃいます。人間は身体だけでも、精神だけでもなく、病気を癒すには、その人全体を癒さなければならない。と、バッチ博士と同じようにおっしゃってました。
また、驚いたのは、帯津先生の考えるホリスティック医学は死後も前世も考えに入れるそうです。
また、帯津先生はイギリスにスピリチュアルヒーリングも習いにいっていたそうです。そこは、イギリス政府公認の「NSFH」とゆう団体で、イギリスではヒーリングに保険もきくそうです。
そして、その団体の建物で、帯津先生はシュタイナーの幽霊にあってしまったそうです。
(廊下で、いつもスレ違って、ニコッと笑われたそうです。不思議。)
それで、日本に帰って、ホメオパシーとシュタイナー医学に興味をもったそうです。
シュタイナー医学では
「病気は内的な人間と外的な人間との葛藤の結果である」
「治療とゆうのは、内的な人間を高めること」
「死にいたる病によって、人生の果実として内にうけとったものが、死と再受生のあいだの人生を豊かにする。」
と、なかなか含蓄の深い哲学を秘めています。
そして、先生はドイツのシュタイナーの病院にも、いかれたそうです。
そこではしきりと、サルート.ジェネーシスとゆう、言葉が聞かれたそうです。
これは、「健康か、病気かのどちらかに振り分ける事を拒否する」事です。治す、治さないの2極化ではなく、今ある現状より、治癒を1歩すすめる事に重点をおく考えです。
そこの病院では代替療法はその考えに焦点をあてて、治療にあたっているそうです。
スライドで、「病を克服する家」とゆうのも見ました。
これは、2階だての家で、1階に気功、(ヨガ)食事、2階に代替療法、東洋医学、西代洋医学
と書いてある家です。
帯津先生はこの家のモデルに基づいて、患者さんと、治療戦略を煉るそうです。
気功、食事[帯津先生のところには、”粗食のすすめ”の幕内秀夫さんがズッと教えにいらしてるそうです。でも、本を書いて有名になったら、週1しかこれなくなった。とおっしゃってました(笑)]を土台にして、それに代替療法、東洋医学、西代洋医学を選んでいきます。
そして、治療をする際には、医師、看護婦、心理療法士、鍼灸師、外気功、漢方、アロマテラピー、ホメオパシーなども取り入れて、プロジュクトを組んで治療するそうです。
例として、乳癌の患者さんの治療の時、抗癌剤は使いたくない、とゆう事で、ホメオパシー、漢方、ホルモン療法で治療にあたったそうです。
そして、続けていたら経過が順調で、だいぶ良くなりました。
すると、ホメオパシーの先生は「ヤッパリ、ホメーパシーは効く。」と思い、漢方の先生は「漢方は効く」と思い、ホルモン療法の先生は「やはり、ホルモンだ」と思ったそうです。
そして、患者さんは自分でやった、マッサージが効いた。と思ったそうです(笑)
みんな相乗効果で効いたのかもしれません。でも、そうゆう、治療法を患者さんが主体的に選べるのは、とてもいいな。と思いました。
病院では、ホメオパシーは非常に人気があり、帯津先生の病院には70人癌患者の方がいらっしゃるのですが、全員、ホメオパシーを試したがるそうです。隣のベットの人が、白い錠剤を食べてたら、自分もやってみたくなるんだそうです。
次ぎは志村季世恵先生の「五感の再生」でした。
私は志村先生は知らなかったのですが、バースセラピストをなさっている方です。
14年ほど、癌の患者さんのターミナルケアなどをなさっていて、そして「人間は亡くなる時にでも、何かを生み出す力はある」と思い、バースとつけたそうです。
そしたら、「出産のセラピスト」ですか?とか、聞かれる事が多くなり、実際、出産のセラピーの依頼も増えたのだそうです。
志村先生はとても、素敵な方で、4人のお子さんのお母さんとは思えないくらい若々しく、親しみやすい方でした。
亡くなる時、と産まれる時のセラピストさん、なのですが、どちらの時もウトウトと眠くなる透明な時間があるそうです。
出産もの20分前とか、亡くなる前も そういう時間があるそうです。
志村先生のお話で、ある病気のお母さんがいました。入院していたのですが、子供さんが病院にきても、「元気?どお?」で、会話が終わってしまっていました。お母さんも、元気がない状態です。志村先生がカウンセリングをすると、「病院のごはんがおいしくない。」と、言います。「では、手巻き寿司パーティーをしましょう!」と、子供さんも病院に呼んで、みんなで手巻き寿司を食べました。すると、息子さんが、「お母さん、自転車のスペアキー知らない?」
と、聞くのです。お母さんは、「ドコドコにあるから、もっていきなさい。」と言います。今まで、「どう?元気?」としか、会話がなかったのに、自然と日常の会話になっていたのです。
また、それでお母さんも、「私が家にいなくても、まだ家族には、私が必要なんだ。」と思えてきたそうです。入院で、一番ツライのは、自分がもう、誰からも必要とされていない。と、思ってしまう事だそうです。
そして、お母さんは、家の暮らしを大切にしたい。と、思い、病院の先生に申し出て、家の帰らせてもらったそうです。そして、お家で亡くなったそうです。
亡くなる前、志村先生といっしょに、12才の息子さんの13才〜20才までのバースデーカードをつくったそうです。
大きくなった息子さんを想像したり、その頃の自分を思いだしたりして、作ったそうです。
これは、だんなさんが、息子さんのバースデーの度にその年令のバースデーカードを渡して下さるそうです。
志村先生は特にバッチを使ったセラピーはなさってませんが、患者さんの心に寄り添って、ケアをなさる姿勢はとても、素晴らしいものでした。
私はコンファレンスが終わって、図書館で志村先生の「命のバトン」とゆう本を借りました。
これは、ホントに感動する本で、セラピーやヒーリングに関わってらっしゃる方は、是非、お読みになって下さい。
そして、コンファレンスの中で、特に印象深かったのは
『亡くなる方は どなたも最後は”人の役に立ちたい”とおっしゃる。』
とゆう先生の言葉でした。
午後からは、中山 武先生の『新がん克服論 がんの厳しさ!がんの楽しさ!』
でした。中山先生は「NPO法人 いずみの会」の理事長さんです。
「いずみの会」とゆうのは、名古屋にある、がんの患者さんの会です。
現在71才の中山先生自身が1984年、転移性進行ガンと宣告されました。それで、「いずみの会」を発足させたのですが.......ナント、治ってしまったんです。
それで、先生は「がんは死の病ではない」と考えました。先生のがん克服の必須条件は「体質の転換」と「明るさと、前向きへの転換の成功」だそうです。
そして、食事療法、漢方、気功、バッチフラワー等の代替療法もとりまぜて、勉強会や、会合を開いているそうです。
そして会員の生存率は93パーセントと驚異的なのだそうです。
中には、余命6カ月と宣告されも、6年たった今でも元気な人や、余命1年と言われたのに14年たっても健在な人、あるいは、がん そのものが消えてしまった人もいるそうです。
余命、半年と言われた、末期の前立腺がん が消えてしまった症例もあるそうです。
先日、TBSで会の模様が放送されると、事務所の電話は鳴りっぱなしになってしまったそうです。そして、そのテレビの一部を見せていただいたのですが、会の皆さんはとてもパワフルで、明るく、楽しそうなのです。
では、何故、がん が死の病と言われるのか?...それは、お医者さんが がん だと諦めてしまう事が多いそうです。
5年生存率とゆうのが、ありますが、それは抗がん剤、放射線に健康な細胞が耐えられるのが、平均して5年で、それ以上は免疫が下がって、データがとれないからだそうです。
う〜〜ん。ショッキングですよね。
お医者さんだって、治そうと思ってやってらっしゃると思いますし...。
私は本当にそうなのか、よくわからないのですが、治療にはりスクが伴う事は、覚えていよう。と思いました。
いずみの会では、『がん は自分自身で作りだしたものだから、自分で治すしかない。
生活習慣を改善し、ストレスをなくし、免疫力を高める事で、克服していく。』とゆう方法をとっているそうです。
そして がん になった人に今まで、やりたくても、できなかった、しなかった事に挑戦するのを勧めています。本当にやりたい、自分の夢をやってみることが、とてもいいそうです。
中山先生はスポーツカーを買ったそうです。「がんにならなかったら、絶対、買わなかった。」と、おっしゃってました(笑)
それから、がん の告知についてのお話もありました。
中山先生は告知は特殊な事情(本人が、80才以上など高齢とか非常に弱ってる)以外は無条件に告知をするべきだ。とゆうポリシーでした。
やはり、がん だと知って、それを受け入れ、そして本人の中に「治ろう」とゆう火種がつかないと、がん は治らない。とおっしゃってました。
知らないままだと、外から、薬だけ与えても、治らないのだそうです。
う〜〜ん。そうなんですね。病気になっても、それから学ぶ事がありますものね。
告知をしない事は、病気と取り組んで、本人が変わるチャンスをとりあげる事になるのかな?
今の生活習慣等が変われば、治ったかもしれないのに、知らないままだと、今までどおりに、病気の原因のストレスをつくりだし続けちゃうって事なのかな〜?
う〜〜ん。でも、告知の問題はご家族の心境や、本人の状況にもよるので、一概には、言えない気もします。
私はあまり、身近に がん の人がいないのですが、色々、考えさせられるお話しでした。
次は横浜心療クリニック院長 岩井浩一先生でした。
この方は精神科のお医者さんで、治療にバッチフラワーをとり入れています。
テーマは「精神科におけるバッチフラワーレメディーの経験」でした。
この先生は副作用や依存性のある薬をできるだけ減らし、患者自身の自己治癒力を大切にする臨床活動の一環で、バッチフラワーを使っているそうです。
対象は『向精神薬服用を望まない患者、その副作用を過剰に恐れる患者、また、向精神薬の効果の期待できない患者』 だそうです。
岩井先生はとても面白い先生で、「私はヘソ曲がりなんで、効かなかった例をのべる。」とか言って、こうゆう患者には効かない。とか、色々、例をあげてました。
でも、先生は患者さんに、ストックボトルを1〜2種類、買って1カ月とか飲んでもらってるので、お話しを聞きながら、
「普通のバッチセンターのプラティクショナーの様に、6〜7種類、選んで3週間ごと、変化に応じて替えていったら、もっと効いたかも...。」とも、思ってしまいました。
先生が効かない と言った患者さんは鬱病のサラリーマンの人などです。
「鬱の人は目に見えるものしか、信じないので、効かない。」と、おっしゃってました。
あと、例として解離性障害の女性で、19才で、放浪がはじまり、日中の事を覚えてないそうです。頭痛、幻覚、幻聴があり、薬物療法を試しても、効果がなかったそうです。
それで、スターオブベツレヘムを2カ月使ってもらったところ、「落ち着いた」そうです。
でも、しばらくたち、レメディーを飲み忘れ、会社を数日、欠勤してしまったそうです。
そして、受診をされて、「苦手な人が会社にいるので、何も言えない」状態だったので、セントーリ、スターオブベツレヘムを飲んでもらいました。
そして、受診がとぎれたのですが、それから後、解離性障害、頭痛、幻覚、幻聴が再発してしまったそうです。
岩井先生によると、
急性の不安、焦躁感には、レメディー 不使用
鬱病 不使用
総合失調症 患者側の希望により使用
神経症 レメディーを勧める
人格障害 ひかえめに勧める
とゆう使い方をしているそうです。
先生によると、発展途上のものは、効果が上がるだけでは、そのセラピーは未熟。不成功とその対策を検討する事が大切。とゆうポリシーで、あえて、効かない症例をあげられたそうです。
面白かったのは、先生はエネルギーオタクだそうで、患者さんが帰ったあとは、浄化の為のスプレーをまくそうです。アスペン、チェリープラム、クラブアップル、マスタード、+ペパーミントの精油だそうです。
次は、おくだ動物病院の越久田活子先生です。
私事ですが、越久田活子先生はスカパーで、「探して!パパ、ママ」とゆう、引き取り手にいない、犬、猫の里親探し番組によくでてらっしゃいました。私はいつも、うるうるして見てましたので、コンファレンスでお会いできたのは感激でした。
そして、越久田先生もバッチフラワーをストレスの軽減や、病気の治療の補助として、病院で使ってらっしゃいました。
待ち合い部屋にレスキューをスプレーしたり、その他には
入院してるコには
オリーブ、ゴース、ゲンチアナ、クラブアップル、ウォルナット、スィートチェストナットを
トリートメントボトルで..。
預かっているコには
預ける前にアスペン、ウォルナット、ミムラスを..。預かってからは、ハニーサックル、ゲンチアナ、ウィロー、レッドチェストナット等をそのコの状況を見て、調合して与える。
ショック状態のコは
まず、レスキューレメディーを与える。飲めないコは、口唇の内側に塗ったり、耳介の内側に塗ったりする。その後の状態により、ゴース、オリーブ、スィートチェストナット等を単独、または調合して与える。
しつけ方教室で
四肢を拭くタオルにレスキューをスプレーしたり、教室全体にスプレーしたり、レッスン中に興奮したり、緊張したコはそのコの周りにスプレーする。
また、ロシア陸ガメ(!!)の症例がありました。
2才で、1カ月前から食べなくなったそうです。
鼻から分泌物があり、目が腫れて開かないそうです。
ゴース、オリーブ、ミムラス、スイートチェストナット、ウォルナット、ワイルドローズ
を1日、4回、まんべんなく噴霧する。
翌日、力がでてきた。
4日目、99g〜104ぐぇ。少し、食べて、力も出てきた。
5日目、トマトを食べ、106gずっしりした感じ。
3週間目、食欲旺盛、目もパッチリあいた。
犬2才
しらない人をこわがる。風の音、雷なども恐い。
1カ月、レスキューを飲ませたが、変化なし。
性格なども、考慮して
レスキュー、アスペン、クレマチス、ゴース、ヘザー、バーベイン、
に切り替えた。
3週間後、散歩も落ち着いてでき、物音にも驚かなくなった。
越久田先生はバンバン、バッチを使ってらっしゃるらしくて、症例が豊富でした。
日常の診療で、治療の薬剤と併用して与えてらっしゃて、レメディーを与える事により、治療の期間を短縮できたり、心の問題で起こっている病気の治癒が促進されるのを実感なさってらっしゃるそうです。
次は医療法人聖岡会新逗子クリニック院長の石川眞樹夫先生です。
....が、ナント、ここで時間がなくなってしまったのです。かわいそうに、先生のお話は10分足らずになってしまいました。
この先生は去年も、コンファレンスの司会などをなさって、よくバッチを使われています。
主に、今回はバッチ博士の哲学について、サラッとお話になりました。
バッチ博士の「自分の良心の声にしたがう事が大切」
とゆう言葉から、
「〜しなければならない」から、「〜こうしいではいられない。」となると、病の入り込む
余地がなくなる。
と、ゆう事や、
レメディーをとっていると、他の人を傷つける事なく、自分の感情を表現できる=感情表現のエネルギーをためこまずに、バランスを保つ事ができる。
とゆうお話などをされました。
そして、質議応答の時間でした。
会場の人からの質問を壇上の先生方がお答えになる。とゆう形式です。
A
カウンセリングする時、クライアントさんの気を受けてしまう。困っている。
志村先生......20代の頃は、いちいち引き受けて、熱が出てしまったが、まがまがしいものは、自分にもあるかもしれない。と、思うと通り抜けていく感じになり、今はそんなに影響受けない。
岩井先生.......相手の気を受けるのは、同じ波長なので、こっちの波長をズラす。それでも、こっちの調子が悪いと、影響を受けるので、そんな時は浄化スプレーをまいている。
石川先生.....自分にも、相手にも気を使うと疲れる。愛を送ると疲れない。
A
バッチフラワーはずっと続けて飲んでいいのか?いつ、やめればいいのか?
林サオダ先生........レメディーを飲んで、感情の乱れが治まったら、やめていい。
ただ、タマネギの皮むきの様に、使っていたら、下から違う感情がでてきて、癒しが進んでくる場合もある、その場合、飲みたければ、飲んでいい。
A
1日、トリートメントボトルから、最低4回、4滴は飲まなければいけないか?
林サオダ先生.......回数、適数はバッチセンターのガイドラインなので、レメディーを均等に、間隔を空けて飲めるのなら、そちらの方がいい。
適数は4滴以上に量を増やしても、効果は変わらない。
以上、コンファレンスの模様でした。メモをとって、まとめたのですが、スライドの情報もたくさんああり、メモをしきれず色々、簡略したところや、はしょってしまった箇所もあります。
すいません。
バッチコンファレンスはいつも、内容が濃いので、お読みになって興味を持たれた方は、是非次回、ご出席くださるとよいかと思います。
追記
このレポートをHP上にUPしてから、
医療法人聖岡会新逗子クリニック院長 石川眞樹夫先生からコンファレンスで読むはずだった、『喜びの回復-無境界へのみちしるべ』とゆう原稿がある。とお知らせを受けました。
バッチフラワーを販売している癒しのサイト Mousse
House に掲載されていますので、是非ご覧下さい。
バッチフラワーメニューに戻る