サワーが日菜太に圧勝

　シュートボクシングの後楽園ホール大会が１８日行われ、アンディ・サワー（２７）＝オランダ＝が日菜太（ひなた、２４）に１回４８秒、スタンディングチョークで一本勝ちした。

　サワーは０５、０７年のＫ−１ワールドＭＡＸ（７０キロ級）世界王者。日菜太は７月３１日に０８年Ｋ−１世界２位のアルトゥール・キシェンコ（ウクライナ）に三日月げりでＫＯする大金星を挙げたが、この日はキックをつかんだサワーが背後に回り、立ったままの裸絞めであっさり勝負を決めた。

　シュートボクシングでは打撃、投げ、立った状態での関節技、絞め技が認められている。「サワーは２度のＫ−１世界王者だから、Ｋ−１ルールでくると思った」とぼうぜんの日菜太。一方、サワーは「絞め技で勝ったのは初めて。でも、これがシュートボクシングさ」としてやったりの表情。　（竹下陽二）