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◆大相撲秋場所7日目(18日・両国国技館) 大関・魁皇が窮地に陥った。東前頭3枚目の琴奨菊に寄り切られ7日目を終えて3勝4敗と黒星が先行する苦しい状況。4日目の時天空戦で痛めた右ひざは回復の兆しを見せていない。カド番で迎えた今場所は負け越せば引退を覚悟している。最後の力を振り絞り残り8日間で苦境を脱出したい。
抵抗する力が魁皇にはなかった。立ち合いで琴奨菊の右への変化で右上手を許してしまう。相手のがぶり寄りに185センチ、175キロの体が棒立ちになった。最後は半身になったままあっけなく寄り切られた。攻めることも守ることも何もできない内容に「体がついていかない。思うようにいかない」と言葉を振り絞った。
痛恨の黒星先行だ。過去、12回のカド番場所で7日目を終えて3勝4敗は06年春の1度だけ。この時は12日目で7敗を喫したが奇跡的な3連勝でかろうじて勝ち越した。当時は33歳。底力も残っていた。しかし、38歳の今はさらにけがも抱え肉体的な衰えは否めない。負け越せば引退の覚悟は固めている。進退が窮地に追い込まれる黒星も「厳しいがまだ終わったわけではない」と前を見据えた。
先場所に左肩を痛め途中休場。今場所は4日目に右ひざを痛めてしまった。師匠の友綱親方(元関脇・魁輝)は「左肩なのか右ひざなのか分からんが気持ち的に怖がっているようだ」と相次ぐけがで勝負に対し弱気になっている心を見抜いた。放駒理事長(元大関・魁傑)も「心配だ。攻められたら全然、残れないな」と今後の土俵を案じた。
親方も魁皇も、過酷な状況だが結果が出る最後まで取り切る覚悟を固めている。休場の可能性を師匠は「何で休まないといけないの」と全面否定。魁皇も「気持ちは切れてない。最後まで切れるわけにはいかない」。燃え尽きるまで戦い抜く。
(2010年9月19日06時01分 スポーツ報知)
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