東京中日スポーツ 55周年企画
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【格闘技】クネスカぼう然V3 統一タッグ王座戦2010年9月18日 紙面から
◇ドラゴンゲート後楽園大会▽17日▽東京・後楽園ホール▽観衆1900人 オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ王者横須賀享(32)&K−ness.(36)のクネスカが、東京中日スポーツ杯サマーアドベンチャー・タッグリーグを制覇した土井吉こと吉野正人(30)&土井成樹(29)を下し、3度目の防衛に成功した。20分すぎ、土井吉とユニットを組んでいる谷嵜なおき(31)が謎の乱入。同志の吉野をいすでめった打ちにすると、横須賀にも攻撃を加えた。谷嵜が失神状態の横須賀を吉野の上に覆いかぶせ、3カウント。クネスカと土井吉の決着戦はハチャメチャな幕切れとなった。 20分を超えるノンストップバトル。吉野がソル・ナシエンテを繰り出せば、横須賀もラリアットで返す。一進一退の攻防に水を差したのは谷嵜だ。乱入した谷嵜は、同じユニットの吉野にいす攻撃。ぼうぜんとする観客をよそに、横須賀にも必殺技のインプラントをさく裂。谷嵜は失神状態の横須賀を担ぎ、大の字になっている吉野に覆いかぶせた。 クネスカと土井吉はタッグリーグ戦で2度対戦。予選リーグはクネスカが逆転勝ち、決勝トーナメントは土井がK−ness.をフォールした。1勝1敗でこの試合が決着戦。横須賀は「王者なのに優勝できなかったから、オレらの負け。この借りは絶対返さないと。ナンバーワンは土井吉じゃない、クネスカなんだよ!」とこのタイトルマッチに懸けていた。 「こんなの勝ちじゃない! 土井吉といい試合をしたかったのに…。ぶち壊されて本当に悔しいよ!」 K−ness.の絶叫がむなしく響き渡った。 (森合正範)
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