臨時特急も出た　「Ｂ―１グランプリ」に大行列

神奈川県厚木市で始まった第５回「Ｂ―１グランプリ」 Photo By 共同

　全国のＢ級ご当地グルメが集まる第５回「Ｂ―１グランプリ」が１８日、神奈川県厚木市で始まり、安くておいしい各地の名物料理を味わおうと、朝から当日券を買う人の長い行列ができた。２日間の日程で、１９日夕には来場者による人気投票で今年の王者が決まる。

　初の首都圏開催となった今回は２４道県から過去最多の４６品が出展。主催者は２日間で３０万人の来場を見込んでおり、最寄り駅がある小田急電鉄は臨時特急ロマンスカー「Ｂ―１グランプリ号」を運行。７千枚用意した大会の前売り引換券は完売という過熱ぶりだ。

　会場の各出展ブース前には１８日午前から１００人以上が並び、熱気に包まれた。東京都国立市の会社員（３３）は「めったに食べられないものが試せる良い機会。彼女と一緒に、１０品ぐらいは食べて帰りたい」。横浜市港南区の会社員女性（３３）は「何を食べてもおいしい。全部食べたいけど、７品くらいを目指します」と、大分県の名物「佐伯ごまだしうどん」をすすった。

　過去にグランプリに輝いた秋田県の「横手やきそば」と静岡県の「富士宮やきそば」、開催地厚木の「厚木シロコロ・ホルモン」は、今大会から“殿堂入り”で審査対象外に。来場者はこれ以外を食べ比べ、気に入った料理の投票箱に割りばしを入れて投票する。

　開催時間は両日とも午前１０時から午後４時まで。

[ 2010年09月18日 10:10 ]