稀勢の里　屈辱にぶ然…琴欧洲戦は１０連敗

　【大相撲秋場所６日目】稀勢の里は立ち合いで琴欧洲にあっさりもろ差しを許すと、そのまま寄り切られた。琴欧洲戦は屈辱の１０連敗で「何も言うことはないです」とぶ然。

　１８日の白鵬戦について聞かれると「どっちにしろ、きょうの相撲じゃ勝てない。自分のやることをしっかりやるだけです」と険しい表情で口を開いた。また師匠の鳴戸親方（元横綱・隆の里）は打倒・白鵬について「まわしを取ったら勝てないし、差されても苦しい。絶対にこうなっちゃいけないという形を、頭に焼き付けていかないとダメ」と話した。

　＜琴欧洲６戦全勝　打倒・白鵬に秘めたる闘志＞立ち合いでもろ差しになって一気に寄り切った琴欧洲は「体が動いた」とご機嫌だった。勝ち残りで白鵬の記録達成を目の前で見たが「凄いすね。簡単にできることじゃないね」と素っ気なく話した。ここまで６戦全勝と好調で、白鵬と相性がいい日馬富士とともに連勝ストップの期待がかかる。「まだ自分が（白鵬の）相手じゃないから。まだ先ですよ」と話しながらも、ひそかに打倒・白鵬への闘志を燃やしている様子だった。 【取組結果】

[ 2010年09月18日 ]