尖閣問題「第三国と何ら連携とらない」台湾外務次官
【台北・岩崎哲】台湾の沈呂巡外交部政務次官は16日、本紙と会見し、尖閣諸島で日本巡視艇と中国漁船が衝突した事件に関連して、尖閣諸島の「領有権は歴史的に見ても、法律的に見ても、中華民国(台湾)に属していることは明白である」とした上で、「この件について、第三国とは何ら連携していない」と強調し、中国などと連携した対応をとる考えがないことを強調した。
また、沈次官は尖閣諸島問題で日本と台湾の間には食い違いはあるものの、両国関係は、「馬英九政権発足以来良好であり、さらに協力関係を増進させていきたい」と期待感を示し、漁業問題について「操業ルール」作りの必要性を訴えた。
沖縄の米軍普天間基地移転について、沈次官は「注意深く見守っている」とし、「日米安保は東アジアの安全保障のキーストーンであり、支持している」と述べた。
2010/9/17 19:19
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