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立ち読み |
9月23日号 |
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浅田真央「新コーチ」に決まった「68歳」の意外な評判
シーズン直前になって、ようやく浅田真央(19)のメインコーチが決まった。
佐藤信夫氏。好々爺にしか見えないこの方、実は、若かりし頃、全日本選手権で10連覇し、世界4位にもなったことがある名アスリート。実の娘で日本人2人目の世界女王になった佐藤有香をはじめ、村主章枝、安藤美姫を育てるなど指導者としても世界に名が轟き、2月には世界殿堂入りしている。ライバル・金妍兒(20)の祖国、韓国のメディアも“真央、日本の伝説スケーターをコーチに招聘”と報じたほどだ。
「真央は06年から約2年間アメリカを拠点としていましたが、英語が得意でなかったり、日本の食べ物を恋しがったり、海外生活はあまり性に合っていなかったようでした」
と、フィギュアに詳しいジャーナリスト氏が語る。
「08年にロシアのタラソワコーチを招聘した時も、あくまで日本を拠点とする約束だったのですが、タラソワ自身の体調不良や母親の病気のため、なかなか来日できなかった。そのタラソワの勧めもあって、真央は日本で日本人のコーチを探していました」
ちなみに、“決別”と報じられているタラソワとは依然として関係良好で、ショートプログラムの振付と総合アドバイザーのような立場になっているという。
佐藤氏は御年68歳だが、4年後のソチ五輪まで面倒を見てくれるのか。
「本人も“コーチとしてはバンクーバーが最後”と言っていましたが、バンクーバー五輪男子金のライサチェクのコーチや銀のプルシェンコのコーチも彼より年上ですから問題ありません」
佐藤氏は基礎をしっかり教えるコーチで、特にスケーティングやスピンの指導には定評がある。
「一方、表現指導は昔風で垢抜けないのですが、そこはタラソワが補ってくれる。ジャンプはしっかりした専属コーチが基礎から見直しに取り組んでおり、真央にとって考えられる最高の布陣が整いました」
今季初戦となる「ジャパンオープン」は10月2日に開催される。
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