話題

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

携帯電話:50億時代 加入件数、人口の7割 西欧150%、中東・アフリカ50%

 【ワシントン斉藤信宏】米調査会社アイサプライは17日、携帯電話など世界の無線通信端末の加入件数が今月中に50億件に達するとの見通しを発表した。世界人口の73・4%に当たる。同社のアナリストは「科学技術の歴史上、大きな節目になる画期的な現象だ」と指摘した。

 同社によると、無線通信の加入件数は08年に39億件、09年に45億件を突破。今年末には51億件に達し、14年には64億件まで増える見通し。同社アナリストは「携帯端末は衣食住とほぼ同レベルの必需品になった」と分析した。

 地域別の加入率を見ると、複数の端末保有者の多い西欧諸国は157・6%と高いのに対し、中東やアフリカ諸国は依然、50%前後にとどまっている。ただ、欧米メディアによると、ここ数年、特に新興国での加入率が急ピッチで上昇。インドでは昨年から今年にかけて1年足らずで契約件数が1億件超も増加した。アフリカ諸国では、携帯電話を用いた金融取引が急速に発達し、各国の高成長を支えているといい、新興、途上国での加入件数が同社の予想を上回るペースで増えていく可能性もある。

 また、携帯端末向けのソフトウエア市場の規模も、10年の44億ドル(約3775億円)から14年には77億ドルに拡大する見通しだ。端末に使われる半導体の市場規模も10年の609億ドルから14年には802億ドルと、急成長するという。

毎日新聞 2010年9月18日 東京夕刊

検索:

PR情報

話題 アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド