2009年02月11日

MS-DOS とメモリの関係

 パソコンは、とにかく「メモリ」にプログラムやデータを読み込んで(展開して)仕事をします。だからこそ、メモリをどう使うかが重要になり、その割り振りなどを「config.sys」や「autoexec.bat」などで、起動のたびに整える必要があったわけです。

MS-DOS とメモリの関係

 具体的に、MS-DOSが活用するメモリにはどのようなものがあり、それぞれどんな役目を担っているのでしょうか?  大きく大別すると、「コンベンショナルメモリ(メインメモリ)」と「拡張メモリ」に分類できます。
 ※システムで使用されているメモリについて、利用可能なメモリ領域や現在の利用状況などを確認したい場合は、「mem」コマンドを使用してください。(Windows 95 以降だと、MS-DOSがベースじゃないから、MEM コマンドで表示される情報に、一部、MS-DOS 時代とは異なる表記がありますが、大まかな点では同じなので、見方はわかると思います。Windows XPだと、「MS-DOSプロンプト」じゃないと使えませんが……一応、何とか使えます。制限あるけど。

< SMARTDrive >  

 MS-DOSで標準サポートされている、メモリの有効利用のための「ディスキャッシュ」機能で、これは、XMSメモリを一時的にディスクキャッシュ用メモリとして使用し、処理効率をぐう−ん高めるという優れものです。
 ディスクキャッシュというのは、ディスクから読み込んだデータをメモリに蓄えることにより、次に同じデータが必要になったとき、ディスクからじゃなくメモリから直接読み込むため、データの読み書きがものすごく早くなるというもの。SMARTDRV.EXEを組み込むことにより、この機能を使うことができます。ただ、Windows の時代になり、MS-DOSをベースに動く時代じゃなくなったので、今ではこの機能もなくなってしまいました。
posted by まき at 22:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | MS-DOSコマンド リファレンス | ブックマークに追加する
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