妙な前振りがありましたが、気にせず本題に。



　自分は数年前まで、「誰かを嫌いになる」なんて事は無いんだろうなー、と思ってた。
　それでもこういう話をすると言うことは、嫌いな人が出来てしまったわけで…。
　そんなの作る余裕あったら好きな人でも作れって話ですが、そこはまぁ後日。後日?

　正確にはその人が嫌い、と言うよりは苦手って方だったのかな、と。
　彼は良く言えば金銭感覚に優れた、悪く言えばガメつく金に細かい様な人。
　要は、金になる事なら何でもするような人だった、って感じ。まぁ今でもそうなんですけどねｗ

　やってる事の中には違法な事もある―――なんて噂も聞いたような。
　こっちは噂なんで、確証は全く無し。
　兎に角、自分はその人のそういう所があまり理解出来なくて、自分から敬遠するようになって行って。
　それでも昔から彼のことは知り合いよりは友人、と思っていたのも事実だったと思います。我ながら曖昧ですねー。



　そして最後に話してから2,3年経つかなー、という頃。大体、今年の9月頃だったかな。
　自分がゲーセンでマジアカをやるようになってから、彼へのイメージが一気に変わるようになった気がします。
　やり始めの頃は、よく遊んでいた友人達とやっていたのですが
　その内、件の彼が話に加わるようになったのが切っ掛けだったのかな。

　彼が言ってるのは、「俺もこのゲームやってるよー、面白いよな」って感じの、別に大した事では無かったんだけど、彼と話す機会が増えたのは間違いなくこの時から。
　今になって思えば、自分の中で苦手意識が一人走りしてたんだろうなぁ、と。



　それまでは本当に「こいつとだけは馬が合わない」だとか「こいつは絶対好きになれない」とか思っていたのに、今では普通に話が出来る友人の一人。

　また話が長い上に読みづらいのはご愛嬌。
　自分が言いたかったのは、苦手意識なんて案外簡単に崩れる物なんだなぁ、って事。
　そんな物、自分から殻に篭るような物だし、自分から人とかかわるってのはやっぱ大事さね。
　16年生きてきてようやくそれに気付く辺り、やはり俺は真性か。