映画「愛する人」のトークショーに登場した(左から)安藤モモ子、安藤和津=東京・新宿のバルト9
エッセイストの安藤和津が17日、都内で行われた米映画「愛する人」(来年冬公開)のジャパン・プレミアに登場した。37年間、会うことのなかった母娘の物語という作品にちなみ、長女の安藤モモ子監督とトークショー。作品では生んだ娘を泣く泣く手放す母が描かれるが、自身の母も同じように息子(和津の兄)を手放し40年以上会えなかったことを明かし「母の想いを知っているので、会えない子供に対する母親の気持ちが心に突き刺さっちゃって」と母親を思って涙。「私が女として経験してきたこと、感じたことが全部この映画に詰まっていました」と感激していた。
(2010年9月18日)