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芸能人初の裁判員裁判も評議影響なし

 押尾学被告への判決後、記者会見する裁判員と補充裁判員
 押尾学被告への判決後、記者会見する裁判員と補充裁判員

 元俳優・押尾学被告(32)の裁判員裁判が17日、東京地裁で開かれ、懲役2年6月(求刑懲役6年)の判決が言い渡された。

 実刑という結論に至った芸能人初の裁判員裁判で、裁判員を務めた男女8人(補充メンバー含む)が会見し、被告人が芸能人だったことは評議に影響しなかったと口をそろえて強調した。

 法廷で押尾被告に質問した男性裁判員は「私の目を見て積極的に答えていました。ノートにメモをしたり、法廷にかける意気込みを感じました」と振り返った。補充裁判員だった50代の男性は「飲み屋に行っても(周りで)この事件の話をしていて、『違うことを言ってるなぁ』と腹の中で笑ってました」と打ち明けた。

 センセーショナルに報じられてきた人気俳優の事件に図らずも携わることになった裁判員だが、意外にも冷静さが目立っていた。

(2010年9月18日)

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