「新日本」(16日、大阪世界館)
若手選手育成プロジェクト「NEVER」の第2弾大会が行われ、大阪タッグ王座の獲得経験もある原田大輔(大阪プロレス)など、他団体やフリーの若手が参戦。当日までカードは未発表だったが、後藤洋央紀が電撃参戦し、原田との一騎打ちが組まれるサプライズがあった。
メジャー団体の一線級との初対戦。それでも原田はがむしゃらに向かっていった。体重を生かしたエルボーで押し込み、片山ジャーマンを決めて“あわや”のシーンも作りだしたが、荒武者からの猛反撃を受け、最後はショートレンジの特攻(ブッ込み)ラリアットでごう沈。終わってみれば“格の違い”を見せ付けられた形となった。
大金星はならなかった原田は「(後藤が)凄い選手というのは分かっていたが、それ以上に自分がふがいなかった。もっとやれたはず」と唇をかんだ。それでも伸び盛りの23歳は「収穫は大きかった。今回の経験を今後に生かします」と、悔しさをバネにさらなる飛躍を誓っていた。
(2010年9月16日)