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中国、「ガス田での活動は合法」 船長逮捕に対抗か
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【北京共同】中国外務省の姜瑜副報道局長は17日、東シナ海の天然ガス田「白樺」(中国名・春暁)で中国が掘削用とみられる機材を洋上施設に搬入したことを認め「中国側の春暁での活動は完全に合理的で合法だ」とする談話を発表した。
沖縄・尖閣諸島周辺で起きた海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件をめぐって、中国側は漁船船長の逮捕、送検に強く反発しており、ガス田問題を通じて対抗措置を取ろうとしている可能性がある。
機材搬入については、17日午前の記者会見で岡田克也外相(当時)が、中国側から「修理のための作業」との回答があったことを確認したが、中国側が公表したのは初めて。
副局長は「中国側は春暁ガス田に対し完全な主権と管轄権を有している」と強調した。
(2010/09/17 18:19 更新)