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協同組合という考え方。これはイギリス・ロッジデールで始まった生活協同組合が始まりですが
他にもさまざまな形をとってヨーロッパ諸国に出現しました。
フランスでは「アソシエーション」といわれる組織体。あるいは「トラバーユ」。
また金融方面でも信用協同組合という形で庶民のための金庫として始まりました。
日本の生協なんかはすっかり「企業」化してしまってますが
それでも「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」という生協のスローガンは今も健在です。
この協同組合の思想は世界中でさまざまな形態をとって進化しています。
スペイン・バスク地方のモンドラゴン企業協同組合とかイタリアのプランB、インドのグラミン銀行など
地域経済に大きな役割を果たす存在となっています。
「国家の在り方」として検討するのもそれはそれで意味のあることですが
いま「国家」が民営化を進め、地域経済に背を向けている状態では
地域は自立して協働していく必要があるのではないでしょうか。
実は南米左翼政権は、このような地域主権が発展し国家権力を選挙でうばった、とも見ることができます。
中南米モデルの元にもなり、また世界の多くの地域で発展している
「協同組合」モデルについて、もっと検討してもいいだろう、と考えます。
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