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【芸能・社会】

“本物そっくり”の供物が好評 酒・お菓子、お茶の線香

2010年9月18日 06時02分

 霊前に好物を供え、故人をしのぶ供養に新たなスタイルが広がり始めている。盆や彼岸の墓参りの最新のトレンドは、“本物そっくり”なお供え物。お菓子やグラスの酒をリアルにかたどったろうそくや、お茶の香りの線香が続々登場、「天国で味わってもらう感覚」「抹香臭くなくていい」と好評だ。

 ジョッキの生ビール、日本酒におはぎ、カレーライスまで。本物そっくりの食品サンプルのようなグッズは、すべて精巧に作られたろうそく。名古屋市の老舗「大黒屋仏壇店」の店内きっての人気商品は、その名も「故人の好物シリーズ」。

 「『お父さんが好きだった物を供えたい』とお求めになる方が多い。実物と違い、お墓や仏壇にしばらく置いておくこともできます」と同店専務内藤啓喜さん(34)。コーヒーや緑茶の香りが漂う線香もあり「お香のにおいが気になるマンション住まいの方などにも好評です」(内藤さん)。

 斬新なろうそくを開発したのは、国内最大手の「カメヤマ」(大阪市)。全38種類のシリーズは、粉を吹いた皮の部分が溶けると中からあんこが顔を出す豆大福など、どれも徹底して凝った作り。

(共同)
 

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