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白鵬52連勝!弔いのすくい投げで決めた!

<大相撲秋場所5日目>栃ノ心(右)をすくい投げで破り53連勝に王手を掛けた白鵬
<大相撲秋場所5日目>栃ノ心(右)をすくい投げで破り53連勝に王手を掛けた白鵬
Photo By スポニチ

 大相撲秋場所5日目は16日、東京・両国国技館で行われ、白鵬が昭和以降で史上2位となる千代の富士の53連勝まで“マジック1”とした。場所前に死去した初代・若乃花が得意とした「仏壇返し」と呼ばれる大技「呼び戻し」を思わせるすくい投げで栃ノ心を下した。6日目は琴奨菊と対戦する。カド番の大関・魁皇は、鶴竜に敗れて3勝2敗。白鵬、琴欧洲、嘉風が全勝を守っている。 【取組結果

 どんな偉大な記録を前にしても、白鵬の強さには揺るぎがない。成長著しい栃ノ心を圧倒し、ついに千代の富士の53連勝にあと1に迫った。「まあ、世間の皆さんのネタになるからね。自分の責任を果たし一日一日集中することだね」

 52連勝目は“土俵の鬼”をイメージしたものだった。制限時間前に立つそぶりを見せるなど仕切りの時から気合十分で、右四つがっぷりになるや、すかさず相手の上手を切って万全の体勢に。その後、引きつけながらひねり倒した。発表された決まり手は「すくい投げ」。だが、実は元横綱・初代若乃花の故花田勝治氏の得意技「仏壇返し」をイメージしていたという。

 仏壇返しは花田氏の現役時代のビデオを初めて見たときからずっとあこがれていたもの。花田氏が亡くなった後は立浪一門の連合稽古で何度も熱心に試していただけに「あれがすくい投げになるんだな」と残念そうに振り返った。

 それでも、万全の内容で連勝を続ける姿に周囲の声は称賛のオンパレードだ。この日、横審の総見で国技館を訪れた鶴田卓彦委員長は「記録を達成したら何らかの顕彰をしたい。場所後の会合で決めることになる」と明言。過去に横審では大鵬、北の湖、千代の富士の3人を特別表彰しており、きょう6日目の琴奨菊戦で勝てばその仲間入りを果たすことになる。放駒理事長(元大関・魁傑)も「強いしうまい」と称賛した。

 モンゴル相撲の横綱だった父・ムンフバトさんにも並んだ。52連勝はモンゴルのスポーツの祭典、ナーダムで5連覇した時にマークした連勝数と同じ。「まず親父さんに並んだことが何よりうれしい。まあ、きょうはきょう、あしたはあした。あしたはあしたの風が吹くさ」。支度部屋を後にする白鵬は、次なるターゲットに向けて気持ちを切り替えていた。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月17日 ]

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