初防衛戦の大毅　元所属陣営が「ＫＯ負けしますとは言えへんやろ」

公開練習するＷＢＡフライ級チャンピオンの亀田大毅 Photo By 共同

　世界ボクシング協会（ＷＢＡ）フライ級タイトルマッチ１２回戦（２５日・東京ビッグサイト）で初防衛戦に臨むチャンピオンの亀田大毅（亀田）は１７日、東京都内の所属ジムで練習を公開し「自分のボクシングをするだけ」と平常心を強調した。スパーリングはせず、ミット打ちなどで軽めに動いただけだった。

　かつてジムの先輩だった坂田健史（協栄）との一戦。協栄ジムの金平桂一郎会長が挑戦者のＫＯ勝ちを予想していることに対しては「坂田がＫＯ負けしますとは言えへんやろ。そういうコメントになる」と受け流した。

　前進する力が強い坂田対策として練習では押し相撲にも取り組んだという。「あの選手は下がったことがないから。おれが押し込む」と話した。

　王座奪取よりも難しいといわれる初防衛戦。「おれの場合は取る方が難しかった。世界王者になる前は何でもいいから勝ちたかった。王者の方が楽」と笑った。

[ 2010年09月17日 15:54 ]