(CNN) 米アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が手裏剣を持っているところを日本の空港で見つかって騒ぎになった――。日本の週刊誌にこんな記事が掲載された。アップルは「完全な作り話」と打ち消しに追われている。
週刊誌「SPA!」は、ジョブズ氏が家族で休暇を終えて帰国する際、関西国際空港の保安検査場で止められたとする記事を掲載した。プライベートジェットに手裏剣は持ち込めないと告げられた同氏は「こんな国、二度と来るか」と言い放ったと伝えている。
これについてアップル広報は15日、「スティーブ(ジョブズ氏)は確かにこの夏、日本を訪れ京都で休暇を過ごした。しかし空港で起きたとされる出来事は完全な作り話だ」と一蹴した。「スティーブは素晴らしいひと時を過ごし、近いうちにまた日本を訪問したいと思っている」とも付け加えた。
ブルームバーグの報道によれば、7月に手裏剣をプライベート機に持ち込もうとして止められた人物がいたことは、空港の広報が確認した。ただしこの人物が誰なのかは明かさなかったという。
ジョブズ氏と忍者の手裏剣という組み合わせは、ネットでも大反響を呼んだ。トレードマークの黒いタートルネック姿のジョブズ氏が忍者に変身し、空港で止められて手裏剣を投げつけるアニメまで出回っている。