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【大リーグ】

松井 今季初三塁打!! ハンターから洋服をゲット!?

2010年9月17日 紙面から

インディアンス戦の2回、適時三塁打を放ち二塁を回るエンゼルス・松井秀=プログレッシブフィールド(共同)

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 【クリーブランド阿部太郎】エンゼルスの松井秀喜外野手(36)は15日(日本時間16日)のインディアンズ戦で中越えに今季初の三塁打を放った。三塁打は昨年4月28日のタイガース戦以来でメジャー通算12本目。この適時三塁打で日米通算1563打点(日=889、米=674)とし、日本歴代5位の落合博満(元中日など)まであと1。連続出塁は今季最長タイの12試合に伸びた。

 5−0の2回1死一塁の第2打席で、あと30センチで本塁打という大飛球。右中間フェンスを直撃した球に、中堅手が深追いして打球処理をもたつく間に、松井は三塁へ。8月21日のツインズ戦では中堅手の失策で“幻の三塁打”となったが、今回は文句なしで、ベンチも大盛り上がりだった。

 ところが、一塁から生還したハンターだけは悔しがっていた。実は、この2人、どちらが先に今季初三塁打を打つか競いあっていたのだ。「松井は必死の形相だったね。『二塁で止まれ』って思ったよ(笑)」。三塁に到達するやいなやハンターに向かって誇らしげに胸を張った松井は上機嫌で「何がもらえるんでしょうねぇ。楽しみ」とニコニコで、ハンターは「洋服か、ごちそうか…。もう松井とは話をしたくない」と笑わせた。ここ最近の消化試合で覇気のなかったエンゼルス。笑顔を届けた背番号55は「うれしい」とほおを緩ませた。

 

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