米財務省が16日発表した7月末の国別の米国債保有残高によると、中国が8467億ドル(約72兆5000億円)となり、首位を維持した。ただ前月からの増加幅は0.4%にとどまった。保有残高がピークだった昨年7月(9399億ドル)と比べると9.9%減っており、中国の通貨当局が外貨建て資産の分散を進めている状況を映した。
保有残高で2位の日本は8210億ドルとなり、前月比2.2%増。前年同月比では13.9%増えた。日本は近年、保有を安定的に増やしており、7月末時点で中国との差は257億ドルに縮小。いったんは開いていた中国との差が急速に縮まっている。日本政府・日銀が円売り・ドル買いの市場介入をした資金については、かなりの部分を米国債の購入に充てるとみられ、中国との差がさらに縮まる可能性もある。
3位の英国は3743億ドルにとどまっており、中国と日本の保有残高は他国に比べて圧倒的に多い。(ワシントン=御調昌邦)
中国、日銀、保有残高、米国債
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