2010年9月17日 21時24分
沖縄県警豊見城署は17日、14歳の女子中学生に乱暴したとして、同県那覇市と豊見城市の無職少年2人(ともに19歳)を集団準強姦(ごうかん)容疑で3日に逮捕したと発表した。女子中学生は事件後、自殺している。
逮捕容疑は、2人は共謀して7月11日午前7時半から午前10時10分ごろの間に、豊見城市の公園内の公衆トイレで、酒を飲んで泥酔状態の県南部の女子中学生(14)に乱暴したとしている。那覇市の少年は容疑を認め、豊見城市の少年は「合意のうえだった」と否認しているという。
同署によると、3人を含む10代の男女計10人は、11日午前5時ごろから公園に集まり酒を飲み始めた。10人は複数のグループの集まりで、少年2人と女子中学生に面識はなかったという。
女子中学生の自殺を受け、母親が同月15日に同署へ通報し、事件が発覚した。同署は遺書の有無は明らかにしておらず、事件と自殺の因果関係は不明としている。
母親は同署を通じ「中学生の少女に意識がもうろうとするまで酒を飲ませ、卑劣な行為をするような者は絶対に許せません。娘は明るい笑顔を絶やさない家族思いの子でした。私たち家族はまだ娘を失った悲しみから抜け出せずにいます」とのコメントを発表した。【井本義親】