米 7人に1人が“貧困層”に
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米 7人に1人が“貧困層”に

9月17日 9時30分 twitterでつぶやく

景気の低迷により、アメリカで年収が一定の額に満たない、いわゆる「貧困層」に分類される国民は4360万人に達し、全体の7人に1人に上ることがわかりました。また、医療保険に加入していない人も全体の16.7%に上りました。

これは、アメリカ商務省の統計局が16日発表したものです。それによりますと、アメリカ政府が、いわゆる「貧困層」に分類している4人家族で年収が2万2000ドル、日本円でおよそ190万円に満たないなど、収入が一定額を下回る層は、去年、4360万人に達し、1959年の調査開始以来最も多くなりました。これは、実に国民の7人に1人に上ります。また、医療保険に加入していない人も全体の16.7%に上りました。アメリカでは、大手証券会社「リーマン・ブラザーズ」の経営破たんをきっかけとした世界的な金融危機から2年たった今も、失業率が9.6%に高止まりしており、国民の生活は依然厳しい状況が続いています。オバマ大統領は「金融危機により、国民が苦しめられている実態が明らかになった。国民のために、今後もより強い経済のために取り組みを続けていく」というコメントを発表しました。