私は以前から「子どもたちにできることって何だろう?」と考えてきました。
学校行事の担当になったとき、その想いはもっと強くなったのを覚えています。演劇や寄席、マジックショーやサーカスのようなパフォーマンス芸まで、 各校趣向を凝らした芸術鑑賞会を行っているようでした。そして、行事をサポートする企業やプロデュース会社もたくさんあります。
こちらのサイトでは、鑑賞会のなかでも、子どもたちが一番楽しんでいた『音楽』を鑑賞するケースにスポットを当て、いろいろと情報を発信しています。
過去5回の学校のステージを振り返ると、子どもたちがの笑顔が一番キラキラしていた催し物は音楽でした。満面の笑顔で、音楽に合わせ身体を揺らす子どもたち。
なかでも「民族音楽」の会のときの感想文には、「感動」の文字を多く見かけたものです。独特のリズム、突き抜けた明るさ、国境を越えた「つながり」に感動したようでした。
子ども手当、高校の授業料が無償化、教科書改訂…と、子どもの教育をめぐる対策が動き出していますが、私が個人的に感じるのは、その方向性は少し違うのではないか…ということ。
子どもの教育に本当に必要なものとは、身につけるべき知識の多さではなく、物質的な豊かさでもなく「五感を震わすような感動体験」ではないかと私は思うのです。
このサイトが、あなたの学校での感動体験にお役に立てれば幸いです。行事の成功を、心よりお祈りしています。