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第1回 生きることは楽しむ事
2008年3月28日インタビュー

三太郎: どうしてそんなにいつも生き生きとしてるのですか?

ルーサ: 自分ではそういう自覚はないのですが、そう見えるんですかね。

三太郎: やっぱり目が生き生きとしてますね。

ルーサ: そうですか。ありがとうございます。

三太郎: なんか物事を楽しむのが、非常に上手な人ではないのかと思うのですが。

ルーサ: そうですか? ほんとに自分では深くそういう楽しむことや、生き生きとしなければ、ということを全く考えたことはないのですが。確かに家の前の通学路で、小学生、中学生、高校生が通っているのをよく見かけて感じるのは、子供は夢がたくさんあるだろうし、やりたいこともたくさんあって、朝から目が生き生きとして輝いているはずなのに、多くの子どもたちは目が死んでいるんですよね。

三太郎: それはどうして死んでいるのでしょうか?

ルーサ: はっきり言ってしまえば意識体が死んでいるのではないでしょうか。

三太郎: ああそれはですね、自分が周りと関係なく生きている。

ルーサ: そうとも言えますね。よく平岩先生から聞くのですが、意識イコール生きるなんですよね。

三太郎: つまり彼らは生きているようで生きてない?

ルーサ: そういうふうに見えますね。本当に残念なことですが、全く周りが見えてないですよね。

三太郎: どうすればルーサさんのように周りが見えて、生き生きと生きられるようになるのですか?

ルーサ: 私が生き生きしていると自慢するほどではないのですが、まず生きる意識をはっきりさせるということが大切ですね。ここで意識を大切にはっきりさせると簡単に言ってしまうと、きっとどうすればいいんだと思う方もいらっしゃるかと思いますが、本当に簡単なことから始められるんですよ。

三太郎: 例えば門から玄関の間にたくさん花を植えていらっしゃいますが、そういうことも含まれるのでしょうか?

ルーサ: そうですね、花というのは目で見る喜び楽しさもありますが、花は一つ一つさまざまな香りがします。人間というのは目で見て匂いを嗅いで感じ、それだけでも五感を刺激され認識できます。それだけでもそこから起こる感動というのは、一人一人の意識にすごく刻まれるのではないでしょうか。

三太郎: それは決してテレビやパソコンのゲームからは、生み出されないものですね。

ルーサ: そうですね、テレビゲームがなぜいけないというのは、多くの方がずっと言ってらっしゃると思いますが、やっぱり所詮バーチャルであるということですね。目の前で起こる現象に対して、それはあくまでバーチャルでしかないですからね。

三太郎: そうですね。花はどういうところで買っているのですか?

ルーサ: 「花福」という、今は雪谷大塚に移転しましたお花屋さんですが、そのお店は以前近所にお店を出しておりまして、毎日散歩に行くたびに花屋さんに寄り、毎回購入するわけではないのですが、あいさつをしたり花について色々教えていただきました。
 私は今たくさん育てておりますが、花、植物に関しては全くの素人で、最初の頃はたくさん枯らしてしまい悲しい思いをしました。本を購入し勉強しましたが、やはり本に書いてあるのは所詮本に書いてあることで、実際この今住んでいる場所の気候、その植物を育てる上でのポイントというのは、育てたことがある方でなければわからないことがたくさんあるようです。
 その「花福」のご主人が、いつも本に出てないようなポイントをたくさん教えてくれました。そのおかげで今ある花たちに悲しい思いをさせることはなくなりまして、本当に感謝しております。


三太郎: 今でもそういうお店があるのですね。花以外ではどういう趣味をお持ちですか?

ルーサ: そうですね、意識をはっきり持つという事と繋げますと、私は色んなことをメモしたり、ノートに記録を残すことが大好きです。
 たとえば写真を撮ってアルバムに入れてメモする方は多いと思いますが、私の場合色んな所に出かけた時にもらったパンフレットはもちろん、その時食事したところの食事などを絵に描いてみたり、散歩したコースを地図に書いたり、こと細かく誰とどこに行き何を食べその時どう思ったか、次はどこに行きたいか、感じたこと思ったこと全てメモにして記録しています。
 それは意外と単純なのですが、その時のことを思い出して書くとすごく楽しくて、その時間をつくるために他の家事を急いで終わらせる努力をしているぐらいです。


三太郎: それはきっと未来の人たちにとって学問の研究対象になると思います。では、どういう所に遊びに行かれるのですか?

ルーサ: はい、私は基本的にあまり趣味というものはありませんので、やはり子供たちが行って喜ぶ所や家族と一緒に過ごして楽しい思い出になるような所、やっぱり自然が多い所、海など行くのは大好きです。最近一番思い出に残っているのは白金にある自然教育園です。都会のど真ん中にあると思えない、手を加えている訳でない自然に発生したような森のかんじのするところを散策しますと、本当に心が休まります。

三太郎: そういう遊戯施設、娯楽施設のないところでお子様たちは楽しめるのですか?

ルーサ: 今の子供たちは、テレビゲームやDVDがなければ過ごせないと思っている大人が多いようです。最近テレビで見たのですが、室内で子供を遊ばせている遊戯場などへ大人が喜んで連れて行くようです。
 子供は遊びの天才で、そういう自然の多い中でもたくさん不思議を発見することがあり、その中でのびのびと空想のファンタジーの世界に入っていけるのです。そういう子供の想像力を目の当たりにするのは、大人にとっても素晴らしいことだと思います。


三太郎: 「となりのトトロ」のような世界ですね。トトロといえば自然教育園で不思議な出来事があったと聞きましたが。

ルーサ: はい、自然教育園の隣にある庭園博物館で、なくしたと思ったぬいぐるみが自然教育園の入口の木の上にちょこんと乗っていたことです。もうないかと思って本当に悲しかったのですが、そのぬいぐるみを見つけた時に不思議な事ってあるのだな、本当に世の中捨てたものじゃないんだなと思いました。

三太郎: それはトトロが届けてくれたのかもしれませんね。

ルーサ: そうですね、実際にこれだけの大きい規模の自然教育園はもちろんですが、森の中にはトトロがおりまして、「となりのトトロ」に出てくるトトロですね、そのトトロたちが森の中の植物の成長を助けているのがよく見られます。

三太郎: するとトトロというのは妖精の類ですか?

ルーサ: そうですよ、妖精の類ですよ。実際はとてつもなく大きいのから小さいのまでおりまして、森の中をちょこちょこ歩いているのが見られます。とってもかわいいですね。

三太郎: 目黒の自然教育園以外で、トトロのいる所がありましたら教えてください。

ルーサ: 都内の公園を全部行ったわけではないのですが、最近行った公園の中でトトロがたくさんいてうれしかったのは、東急東横線大倉山駅下車の大倉山公園でした。大倉山公園は梅で有名ですが梅園だけでなく、高台にあるので丘から見渡せる景色だけでも公園として素晴らしいですね。もちろん大きなトトロも小さなトトロもたくさんいて、微笑ましかったです。

三太郎: 私もぜひそういう自然の多いトトロのいる所に遊びに行きたいとおもいます。本日はありがとうございました。

ルーサ: こちらこそありがとうございました。


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