第22回 プロレスのマスクとペイントについて (1)
最近、ロマゾフィーでは、仲間同士でプロレスを見に行くようになりました。ほとんどが初心者の方なので、どんどん平岩先生のプロレスインタビューをお伝えしたいと思います。私もプロレスに関して初心者ですが、初心者でも出来るプロレスのお話をしてまいりたいと思います。
プロレスを初めて見たときに驚いたのは、頭にマスクをする人や顔にペイントする人の多いことでした。プロレスもスポーツですが、他の競技で、顔にマスクやペイントをするスポーツは無いと思います。(サッカーのサポーターは別ですが)プロレスラーが、どうしてマスクやペイントを選んだかは知りません。ただ、ペイントを見てみると、ペイントも立派な化粧になります。神々が女性に唯一許したメイクになります。女性はメイクをするのはそれが標準形ではありますが、与えられた肉体に、自らの手で美を作ることに意味があるのです。だからこそメイクは精神的にも肉体的にも極限を超えることができるのです。それをよく分かっているからこそプロレスラーが、ペイントするのでしょう。ただ、男性がメイクする場合、女性と違い、生まれながらに戦士なので、相手に対して威圧感や闘争心が、はっきり見えるメイクでなければいけません。動物は、まさにそれを体現していると言えます。ライオンのたてがみ、トラの縞模様、熱帯地区のど派手な色の動物たちがそうと言えます。マスクこそ、動物の力を手に入れ、人間としての限界を超えるためにかぶるのです。実際にかなりの効力があります。マスクをかぶると視野がかなり狭くなるのにあれだけ戦えるのは、理屈を超えています。マスクには動物の物の他にただの派手なマスクがあります。作られた意味は知りませんが、太古の昔の神々や人間の姿を表しています。それは、霊視が出来なくても、神々や人間の姿が原色で派手な模様だと分かっているからでしょう。我々の肌の色は地味です。しかし、アストラル体は、全ての色があります。人それぞれですが、単色は無く、色とりどりですし、形も様々です。未来の人間も、本来自由な存在です。枠に囚われると想像から生まれる自由な可能性が失われます。そうならないためにも、人間はたまにはマスクをかぶったり、ペイントして日常を過ごすことが大切です。自分の中に眠っている本来発揮できていない可能性を出すことが出来るのです。人によっては、凶暴になったりしますが、それはまだ日常生活において、熱が発ししきれない方です。そして、変化が見られない方は大問題です。自己が形成されていない証拠を突きつけられます。プロレスを見に行くと必ず、売店で販売していますので、悪役や正規軍に関わらず、是非マスクを購入して下さい。マスクもペイントもプロレスラーの特権ではありません。私たちのように何でもない日々の生活を過ごす方の為にあるのです。戦わなくてはいけないのは、プロレスラーではありません。私たちです。プロレスラーの方々は、生き方を体を張って見せているのです。
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