第11回 クリスマスとお正月
前回、クリスマスやお正月が、地球上において最も大切な習慣だとお話致しました。家庭内で、電飾や飾りつけをした方が良いとお勧め致しましたが、11月に入ったら、ゆっくり無理なく、家族で飾り付けをしていって下さい。それは、一人暮らしの方も子供の居ない家庭でも同じです。独身男性も是非クリスマスツリーを飾って頂きたいです。恥ずかしいことではありませんので、子供っぽいと思うこともありません。特に日本人は、お正月にしめ飾りは、どんな人でもするのに、クリスマスは西洋のお祝い事だからと言って飾り付けをしないのは、まったく間違った考えです。どちらか一方をお祝いしたり、飾り付けしたのでは、どちらも何の効果もありません。せっかくの家内安全のしめ飾りもただの飾りとしてしか働きがありません。必ず、両方を同じくらい飾って祝って下さい。
それから、以前から不思議だなと思っていることがあって、どの家庭もだし、デパートでも12月25日の日には、一つもクリスマスの飾りが無くなり、クリスマスソングから琴の音色に変わり、お正月の飾り付けに一変することです。 それだけのことですが、きっと日本中のデパートやお店では、徹夜での作業をするのだろうなと想像すると本当に、大変なことなのではないでしょうか。本来は12月26日から12月31日までにお正月の準備をして、クリスマスとお正月の飾りをしまうのは、お正月から1月いっぱいゆっくりと一年間思い出と感謝を話した後、桂歌丸師匠が「笑点」で「今年も余すところ、あと11ヶ月あまりとなりました。皆様お正月の準備は宜しいでしょうか。気の早い歌丸です」と言ってからにして下さい。独身の方は一人思い出にふけりながら、ゆったりするのも良いものです。急に飾りをしまっては、本当に寂しいです。何事も大イベントのときは余韻を感じる余裕を持つことが、大切なのです。それこそ、美です。イベントをしたぞという行為だけでは駄目なのです。気持ちも切り替え楽しむ心が一番大切なのかもしれません。
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