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母親放置 年金不正受給再逮捕

9月16日 20時2分 twitterでつぶやく

三重県熊野市で、80歳の女性が食事を与えられずに放置され、遺体で見つかった事件で、警察は、保護責任者遺棄などの罪で起訴された56歳の次男が、母親が死亡したあとも死亡届を出さずに、年金およそ120万円を不正に受け取ったとして、詐欺の疑いで再逮捕しました。

再逮捕されたのは、三重県熊野市の無職、桐本行宏容疑者(56)です。桐本容疑者は、同居していた母親の千代さん(当時80歳)に、おととし11月から食事を与えずに放置したとして、保護責任者遺棄などの罪で起訴されました。その後の調べで、桐本容疑者は、去年2月ごろ千代さんが自宅で死亡したあとも死亡届を出さずに、ことし7月分までの千代さんの国民年金と厚生年金、あわせておよそ120万円を不正に受け取ったとして、詐欺の疑いで警察に再逮捕されました。警察によりますと、桐本容疑者は、調べに対し、容疑を認めたうえで「生活費やスロットマシンなどで遊ぶ金に使った」と供述しているということです。警察は、年金を不正に受け取った詳しいいきさつや、使いみちなどについて詳しく調べています。