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2010年9月16日(木) 19:15 |
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ヘリ墜落直前の飛行経路が明らかに
先月、香川県の佐柳島沖で海上保安庁のヘリコプターが墜落した事故で、事故機に積んでいたハードディスクのデータが再現されました。 しかし事故の原因については、依然として分からないことが多く残っています。
飛行データは、墜落したヘリコプター「あきづる」に積んでいたハードディスクから再現されました。 墜落直前、あきづるは、使われなくなった船を調査するため高見島の海岸線に沿って飛行していました。 午後3時2分の時点の高度は112.5メートル、速度は時速73.1キロ、第六管区海上保安本部によると船の撮影をしながらのパトロールとしては、問題の無い高度や速度だと言います。 その後あきづるは、高見島を離れ、佐柳島・小島に向かっています。 事故直前の午後3時10分、最後のデータでは高度が72.7メートル、速度が時速159.9キロでした。 この高度と速度について六管は、通常のパトロール業務のスピードだとした上で、佐柳島周辺の調査に向かう途中だった可能性が高いと話しています。 しかし、なぜあきづるが送電線に接触したのかなど、詳しいことまではこのデータからは明らかになっていません。 六管は、最終的な墜落原因は国土交通省の航空事故調査委員会の結論を待ちたいとしています。
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